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| vil.8-9は支援フード特集でした。|
ねこだすけ会員に、フリーペーパーをお届けしています。

ねこだすけは、草の根の地域猫ネットワークです。Neko-Dasuke NEWSに原稿をお寄せください。7号はB4サイズ2折8頁。5000部郵送と手配り。

10号掲載予定の主な内容

【JRホームの吸い殻と捨猫違反】
JRの駅の線路一面がたばこの吸い殻で白くなっていた時代もそれほど遠い昔ではなかったです。喫煙の場所や時間を強制的に決めたので線路にポイ捨てのモラル違反は飛躍的になくなりました。しかしポイ捨てが頻繁だった頃にも、灰皿の設置場所や混雑時間帯などの喫煙マナーは叫ばれていましたが、強制的に規制されるまではなかなか守られにくいマナーでした。
捨て猫違反は法律でも決まっている犯罪行為ですし、飼い猫に子猫を生ませても増えて飼えなくなる恐れのあるときは繁殖をコントロールをすることは決まっています。しかし、未去勢や未避妊の猫の自由外出や、生ませてしまったけれども飼えないのでどうしましょう・・とする飼い主さんも後を断ちません。捨てられても、外で生れても猫たちの生きる権利は守られなければいけません。JRの線路から吸い殻のポイ捨てが消えたように、私たちの周りから捨て猫や外で生れてしまう猫をなくするためには、猫と共に生きている中の一部の人に対してすら厳しい規則を強制することには苦しい思いもあります。しかし、今生きている猫たちや生れてしまった子を殺さないためには厳しい決まりを作ることも人間たちが苦労しながら選ばなければならない、猫たちを守る方法の一つなのでしょうか。




【続・地域猫ってな〜に??・・・】

1.清掃と対話

 野良猫に餌をあげた後のお片付けはきちんとできていますか?
 うんちが散らかって臭いと苦情はありませんか?
 町内会や管理組合などとのお話し合いはできていますか?
 ご近所のお仲間さんたちで協力し合ってますか?

2.繁殖制限と里親探し
 
不妊や去勢手術は進んでますか?
 子猫の里親さん探しの計画はできますか?
 未去勢や不妊手術前の外出自由な飼い猫がいませんか?

3.行政の後押し
 
地域行政のお役所や保健所などへ地域猫対策の報告は済んでいますか?
 またお役所や保健所などからの後押しはありますか?

4.遺棄虐待禁止
 
捨て猫違反や虐待違反の対策は地元警察ともできていますか?

野良猫が町のテリトリーの中で、小さな短い一生を町の人達と素敵に過ごすために、上記の4っつは欠かせません。
しかし、猫たちには自分ではできないことばかりです。猫のそばにいるどなたかが少しがんばって手を差し伸べると、人たちと猫たちが快適に一緒に暮らせるまちづくりができます。



【インターネットは使い方次第 (^o^; 】

インターネット(ウエブ)では見ず知らずの世界中の人たちと情報をやりとりすることができます。質疑応答の会議なども上下関係や身分や肩書きにも関係なく一日中行われます。
【ちょっと心配なことがらは・・】
●論争などが始まると徹底的に議論もされるので議論に加わるには充分な時間が必要。●ウエブ上で起こっている出来事の正確な情報がウエブに直接参加しない方々には伝わりにくい。●ウエブの情報の一部分だけが不正確な口コミなどで社会に伝達される事もある。などなど
【ウエブの利点は・・】
●情報内容を自分の確かな目で判断できるので活動を起こすかどうかも自分でじっくり決められる。●疑問や意見を互いに文章(テキスト)で確認し合える。
【例えば・・】
■ウエブを利用して適正に一生涯飼い続けられる里親さんと巡り逢う機会が多くなりました。じっくり時間をかけて文章(テキスト)や写真などでお互いに詳しい状況を確認したり、意見交換をしながら交流を深められますので、実際にお目にかかったときにはすっかり打ち解けた猫好き同士になっています。逆に飼う目的以外などの不正な方法で猫を望む方などとの無益な接触も防げます。
■猫を産業動物と勘違いして、お小遣い稼ぎ気分で個人繁殖をしている人などとも、繁殖コントロールや適正な一生涯の飼養など猫の命の大切さを話しながら理解を促すこともできます。
■世界に向けてタイムリーにメッセージを流したり受けたりできます。
動物や猫に関するイベント情報、署名や募金の呼び掛け、事件のレポートなどなど多岐に渡ります。北九州の犬猫を慈しむご夫妻のもとへはウエブの的確な情報に基づき全国各地から応援が届けられています。某公営施設で起こった猫の駆除騒ぎには、世界各国の動物擁護グループからも体験談や対処方法のアイデアが寄せられました。
■ウエブで情報を得た方は総じて賢明で慎重な場合が多いので、ウエブの中やウエブから離れ実際に猫の擁護活動に参加されても信頼され堅実です。
■垣根のない地域猫擁護のチームワークも可能です。
お互いのモットーなども直ぐに見られる文章や写真などでコミュニケーションしますので、互いに理解し合ったチームワークが成り立ちます。

ウエブの動物・地域猫ネットサイトには全国のグループが掲載中です。
http://www02.so-net.ne.jp/~tamaco/



「ねこねこえっせい Vol.1/ボランティア by とまと」
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 ●とまとの気まぐれエッセイ
  http://www.tomato.gr.jp/essay/
 ●くろねこくらぶ
  http://www.tomato.gr.jp/bcat/
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 ボランティアの基本は「自分にできる事をできるだけ」だと思います。無理をして続けると結局は破綻してしまうからです。それは高望みの恋愛に似ているかもしれません。つま先だけで歩いていたら、いつか疲れてかかとを降ろしたくなってしまいます。最初からかかとを降ろして歩けば、しっかりと地面を踏みしめて、どこまでも歩いてゆけます。そんな訳で、私は自分の一番得意分野である「ページを使った【里親探し】」をメインに活動をしております。

 元々私のページは、ちまたによくありがちな、「うちの子写真館」として、自分の猫の写真を見せびらかしているだけのものでした。つまりただの親ばか炸裂ページです。ところが、その写真が黒猫で、しかも二匹いたのでページ自体の名前を「くろねこくらぶ」とした所、うちにも黒猫がいるんですよー、とか黒猫って可愛いですよねー、というメールに混じって「私も黒猫飼いたいんですが、どこかにいないでしょうか」というメールや「黒猫拾ってしまったんですが、どなたかもらって下さる方をご存知ないですか?」というメールが舞い込み始めました。そこで「・・・これって、私が間に入れば命が助かるのではないの?」と思い立ち、里親のページを作り始めました。

 小さい頃から動物が大好きで、犬や猫を拾っては友人や動物病院などを尋ね回って里親を探す子供だった私にとって、このボランティアはまさに適性であったらしく、ありがたい事にその決定率はかなり高いものになっております。つい、先日もページの子が一匹決まったので、千葉県の野田市まで引き取りに行き杉並の里親さんに届けました。仕事を終え、一度自宅に戻ってから車で移動しましたので結局20時に出発して、自宅近くに帰って来られたのは夜中の2時近くでした。しかしながら、野田の元親さんからは「こんな事してくれる人がいるなんて」と大感激され、里親さんからは「望んでいた通りの可愛い子が飼えて嬉しいです、ありがとう」と感謝され、何よりも、そのつぶらな瞳のきじとら子猫の命が助かった事に疲れなどふっとんでしまう充実感がありました。

 また、この件に関してはもっと感動する事があったのです。元親さんはこの子猫に仮の名として「はなこ」と名付けお別れする時も「はなちゃん、いいこにするのよ」と声をかけていらっしゃいました。私は子猫の場合、名前は里親さんにつけなおして頂く事を条件にしています。そうする事で里親さんの愛着が増す様に、と思っての事です。それがあったので、里親さんには仮の名前もお教えしていませんでした。それで、子猫を渡した時にお聞きしました。「お名前はもう決められたんですか?」と。里親さんは「6月にうちにお嫁入りして来てくれたし6月の花嫁は幸せになれる、というので幸せになってもらいたいから、花嫁、の花ちゃんにしました」と言うではないですか!!

 あぁ、この子はこの方に貰われるために生まれて来たのだな、と痛感しました。そして、私はその縁を結ぶために存在しているのだと自分の存在価値もそこに見い出せました。

 ボランティアは金銭を頂かない「善意」による「奉仕」です。(場合によっては先方の意志でお礼を頂く事も少なくありませんが)人によっては「バカらしい」という人もあるでしょう。でも、私はこの奉仕活動によって、「お金では買えない宝物」を心にプレゼントしてもらっています。

一匹決まると二匹新規の連絡が来る状況ではありますが今日も明日も、小さな命を守るためにがんばろう、とそしてまた、こういう子猫をこれ以上増やさない様に「繁殖制限」についてのお願いを事ある毎に声を大にして唱えて行こう。そんな事を、助手席のかごの中に差し入れた私の指に抱きついて眠っているはなちゃんを見て、改めて心に誓いました。

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(c)とまと **禁・無断転載**
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【どうして地域猫対策なの??
 
動物の権利の擁護を求めるとき、全ての猫には自由に生きる権利があるので、地域猫として人間が猫の保護や管理をしなければならなくなった原因を探ると拍手ばかりでもありません。
 私たちのほとんどの街には「野猫」と呼ばれ野生の鳥獣などを補食して生きる猫は遠い昔からいなかったのですが、飼い主の手を放されて自由に街を歩く猫たちが繁殖を続け、多種多様な猫種が街に住む人と人とのトラブルを作り始めました。
 昭和48年には動物愛護を目指した「動物の保護及び管理に関する法律」が作られ、人に対する動物からの侵害を防ぐことに加えて、人間が動物の権利の擁護もできるようになりました。
 それまでは猫も産業動物つまりモノとして扱われ、自由に繁殖製造や繁殖譲渡などもされていましたので、この社会的にも大きな作用を持つペットの経済社会がすぐさま動管法に従った繁殖制限や終生飼養のほか適正飼養や譲渡規定、遺棄虐待禁止などに馴染むことはとても困難でした。
 そこで産業動物としての繁殖製造や繁殖譲渡とは別に昭和51年には法律で「展示動物等の飼養及び保管に関する基準」(販売動物も含まれる。)が作られました。猫を展示や販売する際のルールは決められましたが、現在でも猫をモノとする立場での産業動物の製造繁殖などは続いていますし、遺棄や虐待の取り締まりも充分ではありません。
 しかし近年では動物の権利の擁護や保護や管理に関する世論の気運の高まりにつれ、産業動物の分野でモノとして製造繁殖された猫でも、その小さなの命の擁護や、生きる権利の保護は人間がなすべきであり「動物はモノではない」と全ての法律でも決めるべきだ、との意見が強くなっています。
 むやみに繁殖を続けて飼えなくなるのに繁殖をコントロールをされなかった猫たちや、産業動物として製造繁殖や繁殖譲渡された中の猫たちが街にも放された結果、多くの人と猫が素敵に社会で共生することも困難になってしまいました。
 そこで猫のテリトリーのそばで暮らす人たちが協力し合い、外で暮らし続けている猫たちにも繁殖をコントロールし、一代限りは適正に生き続けられるようにして、人の生活環境を守りながら動物と共に暮らせる情緒豊かなまちづくりを進めるのが、今人間が猫のためにできる「地域猫」対策です。猫のそばにいる人たちの間の人と人とのトラブルが無くなるまでのアイデアです。
 ごく一部の猫の産業界でも「動物はモノではない」ことへの対応には猫の譲渡交換会などの方法で着手を始めたようですが、裏腹にモノとしての生体販売や展示施設などの推移のほか関連産業の動向も盛んです。
 生れてしまった小さな猫の権利は人たちの手で守ることができます。愛される猫たちの一生涯の命にとどまらず、人間の社会生活事情も考え併せた動物に優しいたくさんの目が、猫をとりまく人と猫との社会環境を見つめ直しています。

このほかの記事のタイトルなど・・・
【支援フード速報!!
まだまだフードは品不足!!
【マスコミ報道】
NHKテレビ総合、日テレ、新聞報道などのレポート

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