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ねこだすけ会員に、フリーペーパーをお届けしています。

ねこだすけは、草の根の野良猫愛護ネットワークです。Neko-Dasuke NEWSに原稿をお寄せください(B5〜B6のスペース)。紙面を提供できます。B4サイズ2折。3000部郵送と手配り。

6号掲載予定の主な内容

【野良猫問題とは】
野良猫の社会問題はさまざまな人間を巻き込んで起こっています。中でも多いのが餌やりや糞尿の苦情、建物や敷地に住み着いた猫の処置などです。高度に進んだ人間社会で生きる野良猫には、人間が決めたルールが有るのですが上手に活用されていません。「遺棄虐待の禁止」「終生飼養」「繁殖制限手術」「飼養義務」などが動物保護法で決まっている主な事柄です。全ての飼い猫が一生涯飼われ、増えて飼えないと考えられたときは不妊と去勢手術をして、捨てられる猫が無くなり、他人に迷惑を及ぼさない室内飼いが進み、里親探しもできるシェルターが建てられると野良猫の社会問題は無くなります。しかし、現実には人間の都合で増やし過ぎた野良猫が沢山いるので、これ以上増やさないことを人間の責任で行うことが課題です。

【餌やり】
公営団地の反野良猫派から餌やりの苦情が寄せられました。現地に赴き反野良猫派も交えた「遺棄虐待の禁止」や「終生飼養」の他「飼養義務」などを話し合い「不妊、去勢手術」を行った上糞尿や餌皿の片付けなど団地住民との実践のご協力体制も進んでいます。反野良猫派を含む団地住民有志から手術費分担金のカンパも有ります。
住宅関係の公団と「動管法」に添った猫愛護風潮の話し合いの末「餌やり禁止」の告知が1件は廃止されました。しかしまだまだ公設の公園などには無条件での「餌やり禁止広告」が沢山あります。動物愛護風潮の啓蒙を兼ねた管轄官庁との話し合いが続いています。
集合団地数棟で形成する地域共同の「餌やり禁止」回覧が撤回された後、数か月に及ぶ繁殖制限手術も20数匹が終了しました。残り2〜3匹です。残った2〜3匹は警戒心も強く保護作業にもてこずっています。この地域でも反野良猫派が主体になり署名や有志からの手術費分担金のカンパを集めています。民間の社宅団地数棟は積極的な協力体制でしたが、社宅としての対応には随分と紆余曲折も伺われる超大手銀行系も有りこちらとは未だ話し合いが継続中です。
野良猫愛護家の飼養方法に苦情が多かった公営の団地では、管理組合側でボランティアを交えた野良猫愛護の話し合いを持たれるなど解決に向けて積極的でした。既に15〜6匹の手術は終わり野良猫愛護家の餌やりや掃除などの「飼養のルール」も定着し始めています。

【不妊・去勢手術】
猫に優しい米国製捕獲器が威力を発揮しています。軽い、機能が合理的、コンパクトなどなどが利点です。万が一猫さらいや猫獲りなど動物愛護以外の目的で使用した場合は処罰されますが、手術以外の目的での問い合わせも多く、充分な監視と注意が必要です。
協力獣医師さんからの手術支援のお申し出でが増えました。野良猫繁殖制限手術は「医師の倫理と、医師の社会還元」との考えが大組織の獣医師会にも芽生えていますが、医師も決して楽な商売では無く野良猫の社会問題に対する意識の定着と実践には時間がかかりそうです。
数年間も手術を考えながら、野良猫の保護が出来ない方々が大勢います。猫に目をかけているうちに自ずと「飼養義務」を果たしている方々のほとんどが獣医師や保健所などにも相談されていますが、いずれも積極的な捕獲出動に応じられないケースが多いです。ボランティアの応援を得て出来る限り捕獲への出動体制を計画していますがまだまだ不十分です。

【シェルター】
保護されても引き取り手の無い猫を救済し、飼養している個人の愛護家の方々が大勢います。手術の為の餌やりを続けたり、手術を自費で行ったり、野良猫の社会問題の解決に必要な「繁殖制限手術」「里親探し」「終生飼養」「飼養義務」を実践している方々です。公的なシェルターシステムが設置され稼働するまでは民間での対応を迫られていますが、どこも維持経費に困窮しています。「ねこだすけ足長にゃんこ基金」はこれらの個人シェルターの支援募金です。
http://www02.so-net.ne.jp/~nekonet/ashinaga.html
佐世保ねこだすけの会では、近隣との猫愛護寄りの共存を目指しながら、野良猫愛護実践を進めていますが、地域の民家などに行政から貸し出された「猫獲り器」が放置されている事に危惧を感じ、急場しのぎの野良猫シェルター(救済小屋)を用意しました。高齢のご婦人がボランティアで管理運営しています。現在は約30匹あまりが「猫獲り器」から逃れて避難しています。全ての猫ちゃんに不妊や去勢手術をして、近隣へのご理解や啓蒙や行政への動物愛護の推進をお願いをしようと計画しています。しかし、獣医さんが少ない事や狭い地域での啓蒙活動のため獣医師さんのご協力も難しく、手術費は地元の獣医師さんの規定料金に頼らざるを得ない現実です。佐世保の個人シェルターにご支援をお願いします。
http://www2.isnet.ne.jp/isn00354/appeal_sasebo.html

【ネットワーク】
「小さな声を大きく強く、野良猫チームワーク」がテーマの野良猫実践活動ネットワークが広がっています。地域の方々との小さなお仲間作りのほか、里親探しの連携、協力獣医師の情報交換や猫実践活動用備品の共同使用、広報啓蒙用印刷ツールなどの相互活用などなどです。全国のグループと連携しています。
動物保護法を考える再度のミーティングが、行政と連携した猫愛護活動の活発な神奈川県にて行われ、ホットラインでの情報交換も盛んです。

【インターネット】
インターネットの猫ネットワークも活発に進んでいます。「ペットの里親募集リンク集」のほか「里親情報検索システム」や「緊急時のペットSOSアピールシステム」も整いました。緊急情報が瞬時に世界を駆け巡ります。
一通のインターネットメールを参加者全員に配信するねこだすけメーリングリストにはペット愛好家のほか愛護活動実践予定中の方、また愛護グループの主宰者やボランティアも多数参加されています。

ねこだすけのホームページURLが変更になります。
so-netの<or.jp><ne.jp>に変わりました。
「ねこだすけ」は総合のご案内サイトです。
http://www02.so-net.ne.jp/~nekonet/
「ねこだすけニュース」はトピックスやアピール、読み物などです。
http://www2.isnet.ne.jp/isn00354/
メールアドレスも<or.jp><ne.jp>に変わりました。

【チャリティ】
チャリティ販売にご理解とご協力をお願いします。主催:ねこだすけ四谷
ねこだすけネットワークは、善意の篤志家の皆様にささえられています。野良猫の不妊や去勢手術費、通院費、用度品のほか、広報、印刷、通信費、運営諸費用なども寄付金や支援金で行い、内容を更に充実させたいのですが、慢性的に資金不足です。利権や営利にとらわれない超党派で、経済活動に荷担しない自由な猫愛護活動が目標です。今般この活動に法人や企業家からご支援のお申し出をいただきました。格安や無償での商品提供や側面からのご協力もあります。どうぞ、チャリティ販売にご理解とご協力をお願い申し上げます。
●募金箱用シール(手作り)をお使いください。不要になった空き瓶や缶などに貼ると募金箱になります。ねこだすけメンバーやサポーター、各事務局に設置をお願いしています。ぜひ、募金箱での募金にご協力をお願いいたします。

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