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「付帯決議ご意見」&「動物愛護法を考える」際のご参考資料
【更新12.27】●報道機関等の速報URLは新しい記事に更新されている場合があります。この掲載記事は動物の法律を考える際のご参考資料です。このサイトからの転載や引用などはお控えください。
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動物:12月までのニュース(一部はタイトルとURLのみ紹介)
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後絶たぬ心ない動物虐待 (岩手日報/2001.12.25)
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2001/m200112/n20011225.html
矢巾町内の動物病院で、顔面に傷を負った1匹の猫が手当てを受けている。盛岡市の高松公園で保護した民間ボランティア団体「動物いのちの会・いわて」(下机都美子代表)は、虐待を受けた−として24日までに、盛岡東署に届け出た。虐待に対する罰則を強化した動物愛護法が昨年12月に施行され1年が経過。県内での摘発はないが、関係者によると動物虐待とみられる事例は依然少なくないという。 同会は、猫の捨て場となっている同公園で野良猫を増やさないため、不妊手術などの対策に乗りだしている。
関係者によると、顔面を負傷した猫は推定3歳の雄で愛称トラ。11月下旬、トラが雨風をしのいでいた段ボール箱が壊され行方不明になった。
3日後に付近で発見されたトラは顔面が血で染まり、人に脅えた様子だった。
動物病院に緊急入院したトラは現在、内出血やゆがんでしまったあご骨の治療を受けているが、以前のように人に懐いてくる行動は影を潜めた。
高松公園には20匹ほどの猫がいるが、メンバーの元には「生きた猫を高松池に投げた人を見た」との情報が寄せられるなど、心ない市民の行動に心を痛める。
ある動物病院は「飼い主が十分なえさや水を与えず、栄養失調状態で運び込まれる犬や猫もある」として「えさを与えないのも虐待であることを知ってほしい」と飼い主の認識不足を指摘する。
県警によると「飼い主が虐待している場合には表面化しづらいため、摘発はなかなか難しい」というのが現状。動物愛護精神の浸透へ、市民一人ひとりの関心の高まりが望まれる。
【動物愛護法】 2000年12月1日施行。みだりに増やさない繁殖管理や動物由来感染症に対する知識など飼い主の責任を強化、動物取扱業者を届出制にした。旧動物管理法で動物の虐待、遺棄に対する罰則が3万円以下だったのを新法では1年以下の懲役または100万円以下の罰金としたほか、飼い主などがえさや水を与えるのを休止するなどの虐待に対しても30万円以下の罰金を課すなど強化した。
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84歳、猟犬に襲われ骨折 (朝日新聞/2001.12.25)
http://mytown.asahi.com/gifu/news.asp?kiji=1039
24日午後0時45分ごろ、春日村六合で、猟犬がお年寄りにかみついたらしいと近くの駐在所に届け出があった。揖斐署の調べでは、近くの84歳の女性が畑から帰宅途中、猟犬2匹(いずれも紀州犬、体長約80センチ)に左足をかまれ、足の骨が折れるなど3週間のけがをした。猟犬は、高富町の男性(55)が飼っていて、この日はイノシシ猟に出ていたという。
同署によると、男性は獲物を探すために犬を放した。約20分後、犬に取り付けていた無線機から、人の声らしい音が聞こえたため駆けつけると、女性が足から血を流して倒れていたという。
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「飼い主は責任持って」グリーンイグアナ見つかる 田辺市中芳養(紀伊民報/2001.12.26)
http://www.agara.co.jp/DAILY/20011226/20011226-2.html
田辺市中芳養で、中南米産のグリーンイグアナ(イグアナ科)が見つかった。日本爬(は)虫・両生類学会員の玉井済夫さん(63)田辺市湊会津町は、「ペットとして飼われていたものだろう。外来種の動物が、日本固有の動物のえさを奪う可能性があるので、飼うなら絶対に逃がさないようにしてほしい」と話している。
嵯峨洋子さん(45)方の飼いネコが、自宅の裏庭から戻って来たときに、尾を含めた全長39センチの幼体のグリーンイグアナをくわえていた。近所の人らに尋ねてみたが、だれも飼い主を知らなかったという。翌日、死んでしまい、鮮やかな緑色だった体色が黒っぽく変色した。
グリーンイグアナは、国内外を問わず、世界中でペットとして最も多く飼われているトカゲの仲間。人にはなつきにくいトカゲの中で、例外的によくなつくという。市内のペットショップでも手に入れることができる。
メキシコからブラジル南部、パラグアイ、西インド諸島などに分布し、全長は、最大で2メートルにもなる。野生のものは、幼い時期は昆虫を、成長すると植物などを食べるが、ペットで飼われているものは、コオロギなどの昆虫、ピンクマウス、レバー、野菜、果実、花などを食べ、栄養剤なども食べさせる。熱帯の動物なので、自然の中では日本の冬を越すことはできないという。
日本の川に住む生物などを撮り続けている水中写真家、内山りゅうさん(39)白浜町も、「ペットとして飼われていたアメリカ産ミドリガメが田辺市内でも増え、日本固有のカメの住みかをおびやかしている。グリーンイグアナが日本の自然界で繁殖することはないが、最後まで飼い主は責任を持って飼うべき」と話している。
玉井さんによると、2年前にも市内の農家で、アジア南西部やアフリカ北東部に分布しているアガマ科のトカゲが見つかり、今までに7匹ほどが捕獲され、まだ数匹いると見られている。
「捕獲しなければ、これからも増えていくかもしれない」と話している。
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3カ月ありがとう〜前沢町上野原小で乳用牛の子牛とのお別れ会 (岩手日日新聞/2001.12.24)
http://www.iwanichi.co.jp/iwanichi01/news_back/mizu/12gatu/news-mizu_24.htm
ミルクちゃん、三カ月間の思い出ありがとう−。前沢町立上野原小学校(佐々木俊光校長、児童四十人)の三、四年生十三人と、三カ月間同校で飼育した乳用牛の子牛「ミルクちゃん」とのお別れ会が二十一日、同校で開かれた。飼育を実現させた牧場主や、お世話になった地域住民を招待して感謝の気持ちを表し、ミルクちゃんの成長を見守り続けた児童たちが「元気に育って」と惜別の思いで見送った。
お別れ会には、飼い主の田中徹さん=胆沢町小山字大畑平=や、児童の相談役となった鈴木松雄町議などの地域住民のほか、児童と教諭を合わせて約四十人出席。
児童がミルクちゃんとの思い出をつづった感想文の発表、お世話になった人々への感謝状贈呈、ミルクちゃんが学校に来るまでの経過や、飼育の様子などを収めたビデオを鑑賞して、一緒に過ごした三カ月間を振り返った。
感想文の発表では「どうやって飼育するか迷ったが、ミルクの世話は楽しかった。一生忘れない」「最初は怖かったけど、今では僕たちの大切な友達」「甘えん坊のミルクの面倒を見るのが大好き。別れるのが寂しい」と愛情を込めて育てたミルクちゃんに感謝の思いを込めた。
最後に、学校北側の牛舎でミルクちゃんを囲んで記念撮影をし、牧場主の田中さんのトラックに乗り込むミルクちゃんに「さようなら。大きくなるんだよ」と手を振って見送った。
同校の三、四学年は複式学級で、牛の飼育は昨年、牛の勉強をしたのがきっかけ。今年は牛を飼いたいと児童の熱望を受け、地域の協力などで実現した。
田中さんが「三カ月間だけなら」と生後二カ月になるホルスタイン種の雌の子牛を提供。地域住民がウサギ小屋を改築して牛舎を作り上げたり、児童が授業参観でバザーを実施し、PTAらがえさ代を援助するなど、地域一体となって児童の飼育活動を支えた。
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オオワシが鉛中毒死 11月の鉛弾全面禁止後初 (河北新報/2001.12.25)
http://www.kahoku.co.jp/news_s/20011225KIIASA41810.htm
国の天然記念物オオワシ1羽が鉛中毒で死んでいたことが25日、環境省東北海道地区自然保護事務所(釧路市)の調べで分かった。ハンターが射殺し、放置したエゾシカの肉に含まれていた鉛弾を飲み込んだとみられる。
北海道は11月から、エゾシカ猟での鉛弾使用を全面禁止しているが、全面禁止後に中毒死が見つかったのは初めて。
同事務所によると、中毒死したのは雌の成鳥。21日、厚岸町の採石場で衰弱しているのを発見、保護されたが間もなく死んだ。
環境省の委託を受け、釧路市の自然保護団体「ワシ類鉛中毒ネットワーク」が解剖した結果、胃から鉛弾の破片を多数摘出した。血中の鉛濃度は、通常の0・6ppmを上回る8・7ppmで、急性鉛中毒死とみられる。
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「対策不徹底」指摘の声も オオワシの鉛中毒死 (北海道新聞/2001.12.25)
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/sch-kiji.php3?&query=オオワシ&dd=20011225&kiji=0047.200112254599
<解説>オオワシの鉛中毒死が今季も確認された。鳥獣保護法に基づく道の鉛弾規制は「使用」のみの禁止にとどまり、関係者からは対策の不徹底さを指摘する声が出ている。
道内のエゾシカ猟での鉛弾使用は禁止され、違反者には懲役六カ月以下または三十万円以下の罰金が科せられる。
しかし、所持や売買は違法にはならない。摘発には、発砲現場を押さえ、違反者が射ったシカを特定して鉛弾を摘出する必要があり、取り締まりは非常に困難だ。また、道外では鉛弾の流通は続いており、道外のハンターが鉛弾を使用する例もある。
衰弱したワシ類の保護や調査活動を続けるワシ類鉛中毒ネットワークの斉藤慶輔獣医師は「規制から二年目にもかかわらず、鉛ライフル弾が依然使われている。道内での取り締まり強化とともに、鉛弾の使用や販売、所持の全国規模での規制が必要」と強調している。(佐藤千歳)
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オオワシ鉛中毒死 エゾシカ猟で鉛弾使用か 釧路 (北海道新聞/2001.12.25)
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/sch-kiji.php3?&query=オオワシ&dd=20011225&kiji=0047.200112254588
【釧路】国の天然記念物のオオワシ一羽が、鉛中毒で死んでいたことが二十五日、環境省などの調べで分かった。胃から鉛の破片が多数確認された。エゾシカ猟で放置されたシカの死がいに含まれた鉛弾による中毒死とみられる。オオワシの鉛中毒死は今季初。
エゾシカ猟での鉛弾使用は、希少種のワシ類の鉛中毒死を防止するため、本年度から全面禁止された。同省東北海道地区自然保護事務所(釧路市)は「鉛弾が依然として使われている可能性がある」とみている。
死んだオオワシは雌の成鳥。二十一日、釧路管内厚岸町の採石場で衰弱しているところを発見され、同町水鳥観察館に持ち込まれた。同市内の釧路湿原野生生物保護センターへ搬送中に死んだ。
同省の委託を受けた自然保護団体、ワシ類鉛中毒ネットワーク(事務局・釧路市)が解剖し、胃から鉛弾の破片を多数摘出した。血中鉛濃度が八・七ppmと、通常の○・六ppmを大幅に上回っていたため、急性鉛中毒と断定した。同ネットワークは「破片の特徴から、鉛ライフル弾を飲み込んだ可能性が高い」という。
オオワシなどが鉛弾を飲み込んだ場合、鉛が胃に留まる期間は通常、数日間。鉛の破片が多数摘出されたことから、同ネットワークは、死亡したオオワシは十一月の猟解禁以降に放置されたエゾシカを食べた可能性が高いとみている。
エゾシカへの鉛弾使用は、鳥獣保護法に基づき、昨年度の猟期からライフル弾、本年度からは散弾の使用も禁止された。
鉛中毒死したオオワシとオジロワシは道内で、一九九八年度が二十六羽、九九年度十四羽、二○○○年度は十七羽。
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北部の川で魚が大量死/上流に農薬の空容器  (琉球新報/2001.12.25)
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/2001/2001_12/011225d.html
【北部】北部地域のゴルフ場近くを流れる川で、コイなどの魚が大量に死んでいたことが24日までに分かった。ゴルフ場関係者によれば、200匹以上の魚が死んだという。
川の上流では農薬の空容器が見つかったが、同ゴルフ場で使用している農薬とは異なるため、関係者は「いたずらでだれかが川に農薬を流した恐れがある」と話している。
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自然と向き合う空間に/「傷病鳥獣援護センター」近く完成 名張の森下さん(伊勢新聞社/2001.12.25)
http://www.isenp.co.jp/news/news_top.htm
【名張】負傷した鳥獣を手当て後、野生に戻すまでの間、世話する「傷病鳥獣援護センター」が二十四日までに、名張市中知山にほぼ完成した。名張みどりと生き物の会代表の森下賢一さん(65)=同市富貴ケ丘=が大工の経験を生かし独自で建てた。昆虫や植物に関する標本やビデオなどの資料もそろえ、野鳥の観察小屋としても使える、いわばネイチャーハウス。森下さんは「自然と向き合うフリースペースにしたい」と話している。
森下さんは鳥獣保護法に基づく自然環境保全指導員。山を定期的にパトロールしている。狩猟などによってケガをしたり、病気になった鳥獣が獣医の手当てを受けたあと、引き受ける場の必要性を痛感し、昨年から建設を進めてきた。
完成した同センターは木造二階建て。解体家屋からサッシやドア、畳、柱などをもらってきて活用。いわばリサイクル資材で建てた。一階は食堂、会議室。二階は和室が四部屋あり、カブトムシやトンボ、バッタなど昆虫の模型標本、二千点の植物標本、動植物に関する図鑑類千六百冊、観察会のビデオ六百本などがそろっている。
すぐ前は県道。裏手は自然豊かな雑木林。二階からはキツツキ、コゲラ、ウグイス、メジロなど野鳥も観察できる。
森下さんは「自然に関する博物館的なものを造るのが長年の夢だった。広く開放し、子どもの自由研究の場に、みどりと生き物の会の活動センターに使ってほしい」と話し、来年一月十五日には仲間ともちをついて開設祝いをすることにしている。問い合わせは森下さん=電話0595(64)5092=へ。(山下)
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都留・山林の犬355匹 不衛生な環境 改善勧告 全国初 県が飼い主に鳴き声や悪臭対象 適正飼育を求める(山梨日日新聞/2001.12.22)
http://www.sannichi.co.jp/DAILY/20011222_6.html
都留市内の山林などで三百五十五匹の犬が不衛生な環境で飼育されている問題で、県は二十一日、「多頭飼育により、周辺環境が損なわれている」として、動物愛護法に基づいて、飼い主で同市の不動産業男性(71)に改善勧告した。同法に基づく改善勧告は全国で初めて。
県衛生薬務課によると、改善勧告では(1)犬の鳴き声(2)犬のふん尿による悪臭(3)敷地外に飛散する犬の毛(4)ネズミ、ハエ、ノミの発生−が周辺環境を損ねているとして、これらの発生原因の除去と、恒久的な飼養施設の設置を求めている。
県は同日付で、男性に改善勧告の文書を郵送した。男性は「犬にしても、猫にしても生き物が殺されるのがかわいそうだから、捨て犬などを集めて飼ってきた。今後は、ふん尿の片付けをしっかり行い、適正飼育できるように努力する」と話している。
男性は約十年前から、捨て犬を拾ってくるなどして飼育。自家繁殖したり、飼いきれなくなった犬が飼育場に持ち込まれるなどして、犬の数は年々増え、飼育場所も現在では都留市や南都留郡西桂町の山林など計五カ所に及んでいる。
しかし、ふん尿の清掃やえさの残りの片付けが行き届かず不衛生な状況で、さらに多くの犬が狂犬病の予防接種を受けていないため、周辺住民から苦情が出ていた。勧告に従わずに飼育環境が改善されなかった場合、県は同法に基づいて飼い主に対して改善命令を出すことができる。命令に従わなかった場合、飼い主には二十万円以下の罰金が科せられる。
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来年度政府予算県関係 新種子島空港に22億円 (西日本新聞/2001.12.22)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011222-00000010-nnp-l46
【鹿児島】 政府の二〇〇二年度一般会計予算の財務省原案で、狂牛病対策として検査キット購入費など五十二億円が全国枠で認められたほか、ジェット空港として建設中の新種子島空港(中種子町)の整備費二十二億三千八百万円が盛り込まれたことが二十一日分かった。全国枠で示された予算項目には地元配分額が不明なものも多いが、県は「鹿児島から要望した新規事業はほぼすべてが認められた」と評価している。
【狂牛病】 全処理牛を対象とした検査実施のための機器整備費や検査キット購入費として全国枠で五十二億円が認められた。県は「機器整備はほぼ完了した」としており、キット代購入費として要望した三億二千四百万円が配分されるとみられる。牛の総背番号制度となる家畜個体識別システムの活用促進や、食肉センターの冷蔵保管庫整備などとして全国枠で十二億七千四百万円も内示され、県も事業費枠確保を目指す。
【自然保護】 一万羽を超す過密状態にあり、病気や農業への食害が懸念される出水地区のツル分散化を図るため高尾野町の出水干拓東工区の「ねぐら」整備費として千六百万円を配分。これとは別にツルやカモシカの農業被害対策として全国枠で前年比9・9%減の四億一千万円が盛り込まれた。オオトラツグミ、アマミヤマシギの保護を図る奄美希少野生生物保護増殖事業費千百万円も満額内示。
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病原菌MRSA ペットにも感染初確認 (北海道新聞/2001.12.17)
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumber.php3?&d=20011217&j=0045【ワシントン16日共同】日本でも問題となっている院内感染の主要な病原菌メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)がヒトから動物に感染することが確認された。トロント(カナダ)のマウントサイナイ病院の研究チームが16日、米シカゴで開催されている米微生物学会で症例などを発表した、とAP通信が報じた。
初めて確認されたのはペットの犬が感染した例。2000年1月にまぶたのできものを手術で除去した犬が抗生物質投与にもかかわらずMRSAに感染、飼い主が前年にがんの手術で入院した際、MRSAに感染していたことが分かった。遺伝子検査で菌は同一と判明したという。
ほかにはサラブレッドが馬主から感染した例なども報告された。これまで犬の死亡例のほか、感染で足を切断した症例がそれぞれ1例あるという。
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飼い犬355頭、男性に改善勧告−−動物愛護法で県、きょう全国で初 /山梨(毎日新聞/2001.12.21)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011221-00000003-mai-l19

◇うるさい/毛が飛ぶ/臭い/飼料流出

県衛生薬務課は20日、都留市内と西桂町の山林など5カ所に計355頭の犬を飼っている同市の不動産業の男性(71)に対し、「動物の愛護及び管理に関する法」に基づき改善勧告を21日に行うと発表した。鳴き声やにおいなどの苦情が保健所へ寄せられており、これらを改善するよう勧告する。同課によると、同法による改善勧告は全国初という。

同課によると、男性は十数年前から犬を飼い始めたが、一部を除いて塀の中に放し飼いの状態=写真。新たな犬を加えたり、自然に子犬が生まれたりとどんどん増えていった。以前から周辺住民から、騒音以外でも犬の毛の飛散、飼料が小川へ流れ込んで入るとの苦情があり、大月保健所や都留市は再三、文書か口頭で指導してきた。ボランティア団体の協力もあり避妊も行ったが、一部の犬にしかしなかった。

県では今年5月から本格的に対策に乗り出し、8月に頭数調査をしたところ328頭がいた。その後も改善が見られないばかりか、増える現状のため、勧告を行うことにした。

勧告書では、飼育場所の5カ所それぞれの改善個所を具体的に示し、飼育施設の新たな設置などを求める。2カ月以内の改善を求めるが、それまでに改善されなかった場合は、改善命令を出すことになる。

同課の川井司郎課長は「改善のため、飼育している犬をできるだけ処分することがないよう、場合によっては里親探しなども考えていきたい」と話している。
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不衛生飼育の飼い主に改善勧告へ=自宅や山林に犬約360匹−山梨県(時事通信/2001.12.20)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011220-00000750-jij-soci

山梨県は20日、約360匹もの犬を不衛生な環境で飼っている同県都留市の不動産業の男性(71)に対し、動物愛護法に基づく改善勧告を行うと発表した。県によると、同法改正で都道府県に保全措置の勧告が認められて以来、全国初。県は21日午後、大月保健所でこの男性に文書で勧告を行う。
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360匹わんちゃんを劣悪環境で飼育、飼い主に改善勧告(朝日新聞/2001.12.19)
http://www.asahi.com/national/update/1219/033.html

約360匹の犬のふんのにおいや鳴き声が近所迷惑だとして、山梨県は近く犬の飼い主に改善を勧告する。環境省によると、周辺の生活環境を守るため動物の飼育に改善勧告するのは極めて珍しいという。

同県衛生薬務課によると犬を飼っているのは、同県都留市の不動産業の男性。10年ほど前から、「保健所で処分されないように」と、首都圏などで飼いきれなくなった犬を次々ともらい受けた。

しかし、避妊手術や雌雄の分別などを怠ったため増殖。11月末現在、355匹が同市内の男性所有の山林など約5カ所で飼われている。

男性は約3割の犬にしか狂犬病の予防接種をせず、ふん尿処理もしないなど不衛生な環境で飼い続け、周辺住民から騒音や悪臭に関する苦情が県などに寄せられていた。

県は再三、避妊や去勢などによって頭数を制限するよう求め、誓約書も書かせたが、頭数は減らなかった。このため勧告に踏み切ることにした。勧告は動物愛護法15条に基づき県知事が行う。

同課によると、周辺の生活環境を図るのが目的で、腐ったえさや汚物の処理など具体的な処置を勧告する。勧告に従わない場合は、措置命令を出すことができ、命令に従わない場合は、飼い主に20万円以下の罰金となる。
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ワンちゃん、ゴホゴホ大丈夫? 風邪流行の兆し (中日新聞/2001.12.21)
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/kgw/20011221/lcl_____kgw_____000.shtml

犬の風邪が川崎市北部などで流行している。ウイルス性のインフルエンザで、ある動物病院では多い日で五、六頭が治療中。のどの奥からせき込み、食べたものを吐く。小型も大型も同じような症状で、獣医師は「体調が崩れている犬は散歩を避け、十分栄養を」としている。

インフルエンザは今月に入り急増。悪化すれば三日間ほど通院が必要。川崎市麻生区王禅寺西三の「王禅寺ペットクリニック」の川瀬英嗣獣医師によると、共通の症状は激しいせき。例年になく病院に駆け込む例が多い。同クリニックでは、感染した犬に透明の密閉ケース内で抗生物質の入った薬を霧状にして吸い込ませ、三日掛かりで治療。猫には流行の兆しはなく、犬のウイルスが猫に感染することはないらしい。

室内犬が増え、暖房で空気が乾燥し感染しやすくなっているうえ、散歩に連れ出し、ほかの犬に空気感染させてしまうのも流行の一因。公園などで感染した犬に数メートル近寄っただけで感染する例もあるという。

また、寒暖の差が激しく、湿度が低いと人間同様にのどが刺激され、せきを繰り返し、のどが荒れてしまう例もあるが、加湿器で気管粘膜を再生すれば治りも早い。

川瀬獣医師は「つらくても犬は無理に遊ぼうとする。興奮させず散歩を控え、用足しだけさせて帰ることが大切」と話す。いったんインフルエンザにかかったら、十分に栄養を与え、ほかの犬とは接触させないことが流行を防ぐ手だてのようだ。
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犬に困ったお巡りさん (大分合同新聞/2001.12.19)
http://www.oita-press.co.jp/cgi-bin/mininews2.cgi?2001-12-19

7日午後9時半ごろ、大分南署に中年の夫婦が訪れ、「娘が犬を拾ったのですが」。前日の夜、挾間町北方の県道で車を運転中、前の車に犬がはねられたのを見掛けた。幸い大きなけがはなかったが、ほっておけずに連れて帰ったという。ビーグル犬の雑種のようで、オレンジ色のセーターを着ていた。「お手」や「お座り」もできるお利口さん。同署裏の駐車場わきにつなぐと、寂しそうな声で「わぅん、わぅん」と鳴くばかり。「あの声を聞くと、飼い主の元に返してやりたいと思うのだが…。早く連絡が来ないかなぁ」と署員。
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所持、持ち込み、飼育禁止 対馬全島でイノシシ条例 来春施行(西日本新聞/2001.12.19)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011219-00000006-nnp-l42

【長崎】 対馬・峰町議会は十八日の十二月定例議会で、農作物被害をなくすため、イノシシの所持、持ち込みを禁止する条例案を全会一致で可決した。ほかの対馬五町も歩調を合わせ、今定例議会ですでに同案を可決。来年四月一日から施行し、全島を挙げて「イノシシ被害一掃」に取り組む。

条例では、(1)イノシシの所持、持ち込み及び飼育については町長の許可が必要(2)生け捕りにしたり飼育中のイノシシが出産したときは七日以内に町長へ届け出なければならない(3)町長の承認を得た場合を除きイノシシの放獣を禁止する―などを定めている。違反した場合は、罰金などの罰則を設けた。

対馬では約三百年前、藩が農作物を荒らすイノシシ退治を実施。郡奉行の陶山訥庵(すやまとつあん)らが中心となって絶滅させた。ところが、数年前から山中にイノシシが出没するようになり、農作物被害は全島に広がっている。

県のまとめによると、イノシシによる農作物の被害額は一九九八年度で約五百十万円。島内のイノシシ生息数は五百―六百頭と推定される。
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ヤンバルクイナ野ネコのえさ/山階鳥類研究所 (沖縄タイムス/2001.12.19)
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200112191300.html#no_4

山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)は十八日、国頭村辺野喜の伊江林道で八月に採取された、ほ乳類のふんからヤンバルクイナの羽が見つかり、ふんのDNA分析の結果、ネコのものと判明した、と発表した。野生化したネコが、やんばるの希少動物を捕食している危険性は以前から指摘されていたが、ヤンバルクイナがネコに捕食されていることが証明されたのは初めて。環境省も事態を深刻に受け止め、対策を検討する方針。

県庁で会見した尾崎清明標識研究室長は「マングースや野生化したネコの影響で、ヤンバルクイナの生息域は一九八五年からの十五年間で25%減っている。ネコをほかの場所に移し、希少動物とのすみ分けをしないと先は見えている」と警鐘を鳴らした。

マングースは主にヤンバルクイナのひなや幼鳥、卵を食べるが、成鳥への脅威はネコの方が高いという。

ふんは八月二十一日、沖縄フィールドワークの金城道男さん、渡久地豊さんが発見。同研究所が北海道大学にDNA分析を依頼、今月初め、ネコのものと断定した。

これまでも日本野鳥の会やんばる支部の調査(九六年)で、大宜味村で見つかったネコのものとみられる二個のふんからヤンバルクイナの羽が見つかっている。

県は二〇〇〇年度からやんばるでマングース駆除事業を実施。昨年十月から今年十一月までに延べ四百十二匹のネコがわなにかかり(その後放す)、同地域で相当数のネコが生息していることが分かった。

本年度は、人家から離れた場所にいるネコは野ネコとみなし、胃の内容物を調べようとしたが、動物愛護団体の抗議に遭い、ふんの調査に切り替えた経緯がある。

自然保護課の上原隆広野生生物係長は「来年度は、マングース駆除事業と同時に、ネコについても捕獲し、別の場所で飼うなど何らかの対策を考えたい」と話した。

会見に同席した環境省自然環境局沖縄地区自然保護事務所の青山銀三所長も「深刻な状況と受け止めている。どういう対策が取れるか、本省と検討したい」と、環境省としてやんばる地域の移入動物の駆除を検討する考えを示した。
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クマ捕獲「待った」 研究者ら駆除再開警戒 (朝日新聞/2001.12.20)
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news02.asp?kiji=2256

「個体群存続危うい」

渡島半島地区で道が来春から計画しているヒグマの「管理捕獲」について、クマ研究者らの全国組織、日本クマネットワーク(代表、青井俊樹・岩手大教授)は、春グマ駆除再開につながりかねないとして、19日までに道に対し実施延期と予防対策などを申し入れた。

道内では今年、クマの出没が目立って増えた。道警によると目撃情報は18日現在で921件と前年の2倍以上。4月に釧路支庁白糠町で山菜採りをしていた女性(42)がヒグマに襲われて死亡、5月は札幌市の定山渓で山菜採りの男性(53)が死亡、日高支庁門別町ではヒグマ駆除に出動したハンター(81)が死ぬ事故があり、ほかに1人が重傷を負った。1年間に3人が死んだのは76年以来だ。
有害駆除で殺されたヒグマは今年すでに296頭と、78年の312頭に次ぐ数となった。

道「被害防止、計画的な捕獲」

こうした事態を受けて堀達也知事は6月道議会で、「問題を起こす可能性が高いヒグマを計画的に捕獲する必要がある。春季に実施するのが効果的だ」と発言、春グマ駆除再開の方針を示した。
かつて道内では春グマ駆除が盛んに行われていたが、このままではクマを絶滅させるとの声が猟友会からも出て、90年に廃止した経緯がある。
道は昨年12月、渡島半島地区ヒグマ保護管理計画をつくり、事故や被害防止とヒグマ個体群の存続を高らかに掲げた。自然環境課は「今回は被害防止のため、生息情報や科学的データに基づき計画的に個体数調整(捕獲)を進める」と強調するが、春グマ駆除再開と受け止める人が少なくない。
このため、日本クマネットワークの要望書は、前提となる「問題グマを生み出さない予防策や問題発生時の危機管理の仕組み」が重要で、それなしの駆除は「個体群の存続を危うくし、危険や被害防止につながらない恐れがある」と指摘。

(1)春季捕獲の実施延期と外部専門家をいれた検討、(2)危機管理やモニタリングにあたる新組織と専門担当官の配置、(3)調査研究体制の拡充、(4)捕獲上限の設定とメス捕獲の抑制などを提言している。

ヒグマの保護管理は国際的関心も高い。エゾシカの保護管理や移入種対策で日本の最先端にある北海道だけに、春グマ駆除再開は「国際的非難を浴びる恐れもある」との声も。ハンターや専門家も加わる市民団体「ヒグマの会」(会長、金川弘司・道獣医師会会長)も事態を重視しており、論議は広がりそうだ。
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渡島半島でのクマ駆除延期など求め提言書 日本クマネットワーク(北海道新聞/2001.12.18)
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/backnumday.php3?&d=20011218&j=0047

クマの研究者らでつくる日本クマネットワーク(代表・青井俊樹岩手大教授)は十七日までに、道が来年春から実施を検討している渡島半島地域でのヒグマ駆除(管理捕獲)の延期などを求める提言書を道に提出した。

提言書は「駆除による個体数調整は個体群の存続を危うくする」として、実施延期と外部の専門家も含めた検討の必要性を訴え、クマがエサにする廃棄物対策などに取り組まないと問題は解決しないと指摘。駆除する場合は、利益が地域に還元される「狩猟」として行うことなどを要望している。
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カラス捕獲用わな設置 代々木公園に都 来月まで各地に100基 (中日新聞/2001.12.19)
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/tko/20011219/lcl_____tko_____003.shtml

カラス対策に取り組む都は十八日、渋谷区代々木神園町の代々木公園に捕獲用のわな(トラップ)一基を設置した。

わなは、木材と金網でできた縦三メートル、横四メートル、高さ三メートルの大型のおり。天井に入り口を開け、その内側に針金の房が付いている。
中には、カラスをおびき寄せるためのえさと水のほか、おとりのカラスが二羽。外のカラスが中に入ると、入り口の針金に羽が引っかかり外に出られなくなる仕組み。
三日ごとに、都が委託した害鳥駆除専門会社が捕まったカラスを回収し、安楽死させる。

都は来月までに、都立公園や中央卸売市場などに同じわなを百基設置する。三月まで捕獲数を調べた上で、あらためてより多く捕獲できる設置場所を検討する方針。
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<カラス対策>東京都が捕獲用の木製おりを設置 (毎日新聞/2001.12.18)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011219-00002064-mai-soci

東京都は18日、渋谷区の都立代々木公園内にカラス捕獲用の木製おりを設置した。カラスのねぐらになっている都内の公園など80カ所に、来年度末までに計120のおりを配置する。おりは高さ3メートル、幅4メートルと大きく、一つ30万円かかる。業者が3日に1回、捕獲されたカラスを回収し、安楽死させる。
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癒しの時代のペットブーム反映 土浦署・保護動物 昨年の3.6倍 新顔はウサギやカメ、ハムスター…(中日新聞/2001.12.20)
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/ibg/20011220/lcl_____ibg_____004.shtml

土浦署に拾得物として届けられた犬や猫などの動物の数が、今年は昨年の三・六倍に急増したことが十九日、同署のまとめで分かった。種類もクジャクやイグアナまで多様化、癒(いや)しの時代のペットブームを反映する結果となっている。

届け出のあった動物は昨年七頭だった犬が二十四頭、同二匹だった猫が五匹に激増。加えて昨年まで見られなかったウサギや亀、ハムスター、ハト、小鳥、変わったところではグリーンイグアナ、クジャクなど昨年の十一件を大幅に上回る計四十件に上った。

保護された動物は同署で一時“保管”し、えさはもちろん、犬は運動のために朝夕散歩をさせている。散歩中に飼い主の知り合いに発見されるなどして持ち主が判明した犬は十一頭。十頭は拾得者が協力して飼育している。

クジャクと小鳥は死んだが、傷ついたハトは看護の結果、大空へ。ハムスターは署員が自宅で、亀は下高津小の児童が学校でそれぞれ飼育。どうしても引き取り手がないものは動物指導センターに引き渡している。

深夜、遠ぼえし、留置人から「眠れない」と苦情の出たシベリアンハスキーも同センターに。署員は「かわいそうで嫌な気分。激増したのはペットブームの反映なのでしょうが、飼い主は責任を持って飼ってほしい」と話している。
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県版レッドデータブック、作成難航−−貝類記載範囲めぐり /山口(毎日新聞/2001.12.19)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011219-00000001-mai-l35

県自然保護課は18日、初めて作成する県版レッドデータブック(RDB)に記載する貝類の原稿が整わず、難航していることを明らかにした。上関原発建設計画に反対する長島の自然を守る会などに対し、志賀俊寿課長が答えた。

RDBを審議する県野生生物保全対策検討委は、ほ乳類、植物、貝類など7分科会で記載する種を選定中。貝類分科会は海水と淡水が混じる汽水域を含め793種の記載を求めているが、9月18日の検討委で汽水域は除外することで決着した。

これに対し、貝類分科会は抗議の意思を込めて陸産、淡水産のみ158種を伏せ字で記載した原稿を10月に提出。改めて793種の記載を求めた。県は検討委の結論を尊重する方針で、RDBの印刷が始まる来年1月末まで分科会を説得する。

守る会の代表らはRDBに汽水域の貝類を記載するよう求める1万6809人の署名を県に提出し「伏せ字の原稿を出した学者の怒りは大きい」「政治的配慮を交えず学術的に作成すべき」と訴えた。【木下武】
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県の生物調査委託「事務処理、極めて不適切」−−監査委員指摘、請求は棄却 /三重(毎日新聞/2001.12.19)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011219-00000004-mai-l24

津市・河芸町境の白塚海岸への下水浄化センター建設計画で、県が外郭団体の県環境保全事業団に同じ内容の生物調査を二重委託したとして、同海岸
の自然保護運動に取り組む住民ら9人が提出した監査請求について、県監査委員は18日、「違法もしくは不当な公金支出には当たらない」と棄却し
た。一方で「最新の文献などの資料や専門家から話を聞くなどして情報を収集するなど、周到な準備をして調査手法を決めるべきだったのに、漫然と従
来の方法で調査を続けた」などと、県の発注が不適切だったと指摘した。
 県は昨年6月、同事業団に約372万円で環境調査を委託。その際、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧(きぐ)種に指定されている昆虫「カワ
ラハンミョウ」の調査をするよう指示した。ところが県は今年1月にもカワラハンミョウの幼虫調査など計2件を、約169万円で同事業団に追加委託
した。住民らは「カワラハンミョウの調査を最初に委託した時点で、当然、幼虫の調査も含まれている。県は二重の支出をした」と監査請求していた。
 監査委員は「県は地上の個体を確認する調査方法を指示しており、地面に開けた穴の中にいる幼虫を調査することはできない」として、県の発注は成
虫調査を目的としたものだったと指摘。後から幼虫調査を追加発注しても、二重委託には当たらないと判断した。
 その一方で、県が発注の際に指示した方法では幼虫を調査できず、指示自体が不十分だったと指摘。さらに、幼虫調査の契約が、2度目の調査終了後
に結ばれており「極めて不適切な事務処理だった」と厳しく糾弾した。【荒川基従】
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[クローズアップ]静岡 オオタカ営巣木の虚偽報告問題 /静岡(毎日新聞/2001.12.19)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011219-00000002-mai-l22

◇立場に相違、信頼乏しく

小笠山総合運動公園(袋井、掛川両市)の環境巡視調査で元環境巡視員(今年10月に辞任)らが、国内希少野生動物種のオオタカの営巣木の位置を虚偽報告していた問題は、調査し報告する側のモラルだけでなく、虚偽報告を見逃した行政の環境調査に対する姿勢も問われた。開発する側と保護する側との共同調査のあり方にも課題を残した。元巡視員はなぜ虚偽報告をし、なぜそれが3年間も放置されたのか。背景を探った。【斎藤良太】

◇調査方法に課題も−−「開発側」「保護側」位置への固執背景に

同運動公園は95年から造成工事を開始。工事が自然環境に与える影響を調べるため、県は96年から環境巡視業務を常葉短大付属環境システム研究所(現富士常葉大環境防災研究所)に委託。同研究所はオオタカなど鳥類の調査を、以前から小笠山の自然保護にかかわってきた元巡視員と、地元野鳥愛好家らで構成され、元巡視員が代表を務める市民団体「小笠山調査委員会」に事実上「下請け」の形で委託していた。
元巡視員は、虚偽報告した理由について「97年の台風で元の巣が落巣した後、オオタカの営巣が造成地より離れた森林部にシフトした可能性があると報告したら、県の担当者から今後の保全対策は不要ではないかと言われた」と説明。県の保護に対する姿勢に不信感があったことを明かす。
しかし、県小笠山運動公園整備室の大村哲久室長は「オオタカがどの範囲で生息しているかが問題で、公園内が行動圏なら、営巣木が区域外でも保護対象にはなったはず」と主張。両者の見解は食い違う。
開発と自然環境の調和を図るため、開発する行政側と地元で環境保護を訴える民間人が協力し合う形でスタートした同公園の環境巡視など環境保全対策は、関係者の間で環境保全の新しい形態として評価されていたという。ところが、「開発側」「保護側」という立場の相違を超える信頼関係が築かれていたとは言い難く、事件が関係者に与えたショックは大きい。
愛知万博予定地など、全国的にオオタカ保護対策に取り組む日本自然保護協会の吉田正人常務理事は「開発者側は、オオタカの営巣木が予定地内になければ保護対策を軽視する傾向がある。開発側も保護側も営巣木の位置のみにこだわっていたことがこの問題の背景にあるのでは」と見る。そして「営巣木周辺だけでなく、行動する区域全体の自然環境を保護する姿勢が重要では」と話す。

◇専門家少なく報告をうのみ−−チェック機能働かず

県、「元請け」の同研究所は、営巣木の現地調査を行わず、結果的に元巡視員らの虚偽報告を3年間もうのみにしていた点で、委託した側のチェック機能の甘さも問われた。
同室は「オオタカの調査は専門性が高い。営巣木に近づくことがオオタカの繁殖に影響する恐れがある」と、実際の調査に立ち会うことが難しかったと説明する。
しかし、静岡空港予定地周辺のオオタカ保護調査の場合は、県の担当者も調査に立ち会っている。県空港建設局が設置した第三者機関「オオタカ保護連絡調整会議」の委員を務める新井真・日本オオタカネットワーク事務局長(焼津市五ケ堀之内)は「静岡空港の場合は、県も定期的に現地調査に立ち会っており、虚偽報告はありえない」と話す。賛否を巡る議論が割れている静岡空港と小笠山と比較して、行政の姿勢に温度差があったことは否定できない。
一方、同研究所は、静岡空港建設予定地のオオタカやクマタカが予定地周辺に生息する太田川ダム(森町)の建設予定地の環境調査を県から請け負った実績を持つ。しかし、県内の環境保護団体の中には「オオタカなど猛きん類に関しては専門家がいないため、元環境巡視員のような民間の野鳥愛好家に丸投げしているだけ」と批判する声もある。
当初から小笠山の調査にかかわる山田辰美・富士常葉大環境防災研究所助教授は「丸投げ」批判に対しては「調査は、双眼鏡で観察するだけではなない。専門家として、保護対策に取り組んできた」と反論する。しかし虚偽報告が起こったことについては「毎月報告は受けており、生息域全体として把握していた営巣木周辺は急しゅんで危ない地形で、近づくことが難しかった。今後は調査に同行することも必要かもしれない」と、チェック強化の必要を認める。
県でも、第三者の専門家によるチェックなど、調査方法の見直しと再発防止策を検討している。しかし大村室長は「小笠山のオオタカについて、ほかに分かる人がいなかったことが課題だ。専門家が少ない以上、報告は信用せざるをえない」と、対策の難しさを明かす。
新井事務局長は「オオタカなど希少野生動物は、開発絡みでないと調査できない場合が多く、調査も開発予算の枠組みに組み込まれている。しっかりした調査を行うためには、開発とは独立した予算・組織で取り組む必要があるのでは」と提案する。
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県希少野生動植物保護条例案の修正案可決 県議会が37年ぶりに議案修正 /鳥取(毎日新聞/2001.12.19)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011219-00000006-mai-l31

県議会は18日、「県希少野生動植物保護条例案」の修正案を賛成多数で可決した。県が提出した議案を議会が修正するのは37年ぶりで、片山善博知事は「議会の立場で修正を加えるのはいいこと。我々も『なるほどな』と思う修正だった」と話している。 【田中成之】 

同条例は生態系の保全と再生を図るもので、知事が「自然生態系保全地域」や「保護管理地区」を指定して環境保護に努め、違反者には50万円以下の罰金を科すことなどを定めている。 

修正案は自民党県議が教育民生常任委員会に提出し、可決された。保護の基本方針策定には議会決議を必要とする▽希少動植物の指定や規制対象地域の指定の際に、意見書を提出できる期間を14日から30日に延長▽土地所有者に対する個別の規定は、県民一般の義務と重複するために削除――などが柱。 

小玉正猛委員長は「重要な条例なので、運用にあたって議会が関与するようにした」と修正案提出の理由を話している。
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求めた魚が生きていると訴訟 魚屋に罰金 (CNN.co.jp/2001.12.19)
http://cnn.co.jp/2001/FRINGE/12/19/FreshFishFIne.19/index.html

ヘルシンキ――フィンランド地元紙は19日までに、獣医(27)が買おうとしていた魚がまだ生きていたため魚屋が裁判に訴えられる騒ぎが起きた、と報じた。首都ヘルシンキの市場での一幕で、獣医は不必要な苦痛を強いられたと主張、魚屋は200米ドル相当の罰金を受けたとしている。

ロイター通信によると、獣医は店で目当ての魚が陳列カウンターでまだえらを膨らまし、体を揺らしているなどと指摘。魚屋は、死んでいることを証明するため魚を打ち付けたが動き続けているため、獣医は警察を呼んだという。パトカーはサイレンを鳴らして現場に到着した、としている。

魚屋は、「こんなことで有罪になった人間は世界で私一人だろう。普通の客は出来る限り新鮮な魚を欲しがるものだが」とぼやいてるという。

適用された罪の詳細は不明。罰金は41ドルで、裁判費用が152ドル相当と伝えられている。
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絶滅危惧種のクマタカなどの生息確認 (福井新聞/2001.12.18)
http://www.fukuishimbun.co.jp/jp/topics.html

県は18日、建設中の吉野瀬川ダム(武生市広瀬)の事業区域で、環境省が定める絶滅危惧(きぐ)種のアベサンショウウオとクマタカが見つかったことを明らかにした。県は既に、それぞれダム建設事業と調和を図り生息できるよう、専門部会を発足させ検討に入っている。今のところダム計画に影響はないという。

アベサンショウウオは、本県のほか京都府と兵庫県でしか生息が確認されていない全長八−一二センチの両生類。クマタカは全国に約千頭しかいないと推定される全長七〇−八〇センチの猛禽(きん)類。県河川課によると、一九九八年度から水没予定区域〇・五四平方キロメートルなどの環境調査を行っていたところ、二〇〇〇年十二月からそれぞれ複数回、確認された。

専門家の指導に従って詳細調査を実施。今年十月一日には同ダム自然環境検討会に両生類・植生部会(座長・松井正文京大教授)と猛禽類部会(座長・林武雄=鳥類研究家)を発足させ、ダム建設事業と自然環境の調和を図るための検討を始めている。本年度中に対策をまとめる予定。

同ダムは武生、鯖江、今立三市町に対する工業用水の供給、日野川周辺地域の治水などを目的に、二〇一〇年度完成を目指している。現在、用地交渉中で、地権者の理解を得るため公表を決めた。

アベサンショウウオの生息は事業区域外に広範囲で確認され、区域内はごく一部であること、クマタカは飛行が確認されただけで、営巣は認められないことから、同課では「今のところ生息に与える影響は少ないと考えられ、事業計画も変更はないと考えている」としている。
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圏央道予定地のオオタカ営巣、坂戸にも−−市民協議会、保護で国に質問状 /埼玉(毎日新聞/2001.12.18)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011218-00000001-mai-l11

◇市民協議会、保護政策で国に質問状

坂戸市内の圏央道建設予定地に、絶滅危惧(きぐ)種のオオタカの営巣地があることが17日、分かった。桶川市内の建設予定地でも営巣地が確認されており、県内外の自然保護団体が同日、国土交通省大宮国道工事事務所に、保護対策に関する公開質問状を提出した。

オオタカの営巣地があるのは坂戸市内の雑木林。県みどり自然課によると、98年の県生態調査で確認され、今年度まで4年連続で繁殖が把握されている。

建設予定地は営巣中心域と重なっている。県のオオタカ保護指針は、開発事業者に営巣地周辺での2年間の生態調査を求めているほか、営巣中心域での道路建設などの自粛を求めている。同事務所は99、00年、指針に基づく調査を実施。年明けにも専門家を交えた検討委員会を設置する方針。

県内外の自然保護8団体による「圏央道オオタカ保護対策市民協議会」は同日、国道事務所に公開質問状を提出。検討委メンバーの選考基準▽検討委の構成メンバーに自然保護団体代表を加えるか――など5項目で回答を求めている。同会の岩田薫副代表は「自然保護のモデルケースとして、ルート変更や半地下工法など生態環境に配慮した取り組みを期待したい」と話している。同事務所の染川和幸副所長は「要望については検討したい」と回答を避けた。【加藤潔、高橋真志】
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ゴミの河川敷、5年で野鳥楽園目指す…京都・木津川(読売新聞/2001.12.17)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011217-00000501-yom-soci

建設廃材などが不法投棄されている京都府南部の木津川の河川敷を、野鳥や野草などが観察できる自然豊かな地によみがえらせる計画を国土交通省が日本野鳥の会などのNGO(民間活動団体)と連携して進めている。全国でも珍しい試みで、“変身”する広さは甲子園球場の15倍の約60ヘクタール。NGOには再び不法投棄を招かないよう監視役も頼み、官民のスクラムで5年後にも〈動植物の楽園〉に生まれ変わらせる。

同省淀川工事事務所(大阪府枚方市)によると、京田辺市と精華町にまたがる木津川左岸の長さ約2キロ、幅300メートルの河川敷に、廃材や自転車、冷蔵庫などが約10年前から投棄され、その量は数千立方メートル。

一帯は絶滅危惧(きぐ)種とされているオオタカやミサゴ、ハヤブサなど野鳥の繁殖地で、タコノアシなどの野草も群生。同事務所は新年度から約2億円をかけて再生事業に取り組む。

野鳥の会京都支部や「やましろ里山の会」などNGOのメンバーに協力を求め、廃棄物を撤去した後、植栽。散策路を設け、河川敷の砂地の斜面にはカワセミの巣穴も人工的に掘るなどして動植物が生息できる空間を作る。NGOのメンバーには、不法投棄の監視役のほか観鳥会の開催などもしてもらう。

廃棄物の不法投棄事件で揺れた香川県・豊島で、住民らがオリーブの木を植える取り組みをしているが、宮本博司・淀川工事事務所長は「河川事業は今や、地元の生態に詳しいNGOとの連携が不可欠。環境再生に向け、知恵を出し合いたい」と官民協力を強調している。
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都留山林の犬 飼い主に改善勧告へ 周辺環境損なう 改正動物愛護法 県が全国
で初適用(山梨日日新聞/2001.12.19)
http://www.sannichi.co.jp/DAILY/20011219_4.html

都留市内の山林などで約三百六十匹の犬が不衛生な環境で飼育されている問題で、
県は十八日までに、「多頭飼育により、周辺環境が損なわれている」として、動物
愛護法に基づいて、飼い主で同市内の不動産業男性に改善勧告する方針を固めた。
悪臭や鳴き声で周辺環境が損なわれないよう、飼育環境を改善するよう求める。県
によると、昨年十二月施行の改正動物愛護法に基づく改善勧告は全国で
初めてという。

県衛生薬務課などによると、男性は約十年前から、都留市夏狩や同市小野、南都留
郡西桂町小沼の山林や自宅敷地など計五カ所で捨て犬などを飼育している。十一月
末現在、犬の数は三百五十五匹に上るが、このうち狂犬病の予防接種済みは三割程
度にとどまっている。

また、飼育状態やふん尿の清掃などが行き届かず、悪臭や犬の鳴き声に対し、一九
九二年ごろから、県や市に周辺住民から苦情が寄せられていた。今年は十一、十二
月に周辺五自治会が県に、飼い主への指導を求める要請書を提出している。

同問題をめぐっては、動物愛護団体が子犬の里親探しや避妊手術をしているほか、
県も飼育頭数を制限するよう男性に指導してきた。しかし、男性がその後も捨て犬
を持ち込むなどしたことから、同課は「飼育環境を改善する意思が感じられない」
と判断、法的手段に踏み切る方針を固めた。

同法では勧告に従わず、飼育環境が改善されなかった場合、県は飼い主に対し、改
善命令を出すことができる。命令に従わなかった場合、飼い主は二十万円以下の罰
金が科せられる。
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ヤンバルクイナ、野生化ネコに捕食/山階鳥類研究所が発表 (琉球新報/
2001.12.19)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011219-00000015-ryu-oki

山階(やましな)鳥類研究所(千葉県)は18日、ヤンバルクイナが野生化したネコ
に捕食されていることが分かったと発表した。これまでもネコによる捕食の可能性
が報告されていたが、ふんのDNA分析で裏付けられた。県や環境省は、ネコの「排除
」など対応策を検討している。

今年8月、研究者の金城道男さん、渡久地豊さん(沖縄フィールドワーク)が国頭村
辺野喜の伊江林道で採取したほ乳類のふんからヤンバルクイナの羽毛を発見。北海
道大学でDNAを分析した結果、ネコのふんと判明した。金城さんらは3月から同林道
付近で一匹のネコを確認。11月末には自動撮影装置を使い、ネコの姿をカメラに収
めている。

本島北部では、マングースの北上でヤンバルクイナの生息域が減少。県庁で記者会
見した山階鳥研の尾崎清明標識研究室長は「マングースがひなや幼鳥をとっている
のは間違いない。ハンティング能力の高いネコが、成鳥捕獲の主犯と考えている。
希少動物とネコなどを仕分けしないと、前途多難だ」と絶滅の危機を訴えた。

県が本島北部で展開しているマングース駆逐事業でわなに入ったネコは、昨年10月
から今年11月まで412回。飼いネコか野生化したネコかが判別できないため、放して
いる。本年度は捕獲を予定していたが、動物愛護団体などの反対で取りやめた。

今回の調査結果を受け、県自然保護課は「来年度のマングース駆除事業の中で、ネ
コの排除を考えたい」とし、環境省沖縄地区自然保護事務所も駆除事業の検討に入
った。
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発見「遺体」は犬の死がい 一の宮町 (熊本日日新聞/2001.12.17)
http://kumanichi.com/news/local/main/200112/20011217000674.htm

十六日夕に阿蘇郡一の宮町の原野で見つかった遺体の一部らしいものは十七日、犬
の死がいだったことが分かった。白のブラウス、紺のスカートと一緒に、丁重に毛
布にくるまれていたことから、愛犬家が飼い犬への深い思いで葬ったとみられるが
、県警は死体遺棄事件の可能性もあるとみて、総勢七十人体制で捜査に当たった。

十六日午後六時十分、発端となる一本の電話が小国署に入った。「キジ猟に来た原
野で、地面から毛布の端が出ているのを見つけた」。現場が一の宮署管内だったた
め同署員が駆け付け、女性ものの衣服に覆われて腐乱した遺体のようなものを発見
した。
一の宮署は同七時過ぎ、直ちに全署員に招集をかけた。現場保存のため原野入り口
をパトカーで封鎖、署員二人は一晩中、現場を見張った。
明けて十七日朝、同署員のほか、同署に到着した本部鑑識課員や機動隊員、近隣署
員らで捜査班を編成、現場に向け車両十数台で出発した。
現場に着いた捜査員は、防寒具に身を包み一様に緊張した面持ち。積雪五センチ以
上、気温零度という厳しい寒さの中で困難な捜査も予想された。
ところが。午後零時二十五分、現場から同署に電話が入った。「死がいは犬でした
」。掘り返して出てきたのは、体長約六十センチのスピッツ犬の亡きがらだったと
いう。緊迫していた署内にはホッとした空気が流れた。

「正月はなかところだったバイ。それにしても、よっぽど犬が好きだったつだろな
」と署員。半日ぶりの笑みが戻った。
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傷つく国宝・勝沼の大善寺 穴開き被害130カ所 キツツキと知恵比べ半世紀 
新兵器は「銅(どう)だ」 屋根改修、軒下を補強 (山梨日日新聞/
2001.12.18)
http://www.sannichi.co.jp/DAILY/20011218_4.html

長年にわたり国宝・薬師堂(本堂)がキツツキによる穴開け被害に悩まされてきた
東山梨郡勝沼町の大善寺(井上哲秀住職)は近く、約五十年ぶりに薬師堂の檜皮(
ひわだ)ぶきの屋根のふき替えを行い、これに合わせて本格的なキツツキ対策に着
手することになった。薬師堂は解体復元した一九五二年以降、キツツキにつつかれ
続け、穴は現在までに板壁や軒下など約百三十カ所に及ぶ。寺側は「これ以上穴が
増えたら国宝が台無しになる」と危機感を強め、ふき替えに合わせ、最近被害が集
中している軒下部分に内側から銅板を張って穴が開けられないようにするという。
過去のさまざまな対策も効果はなく、半世紀にわたって傷つけられてきた国宝を守
ることができるかどうか。キツツキ対人間の知恵比べは、新たな局面を迎える。

キツツキは樹木の中の虫を食べるため、木をつつく習性がある。薬師堂がキツツキ
による被害に悩まされ始めたのは、前回の復元修理後。穴は小さいもので数センチ
、大きいものは二十センチ以上になる。寺をつつくキツツキ、追い払う寺側。攻防
は半世紀に及ぶ。

同寺によると、キツツキは当初、板壁に穴を開けていた。しかし寺側が本堂の内側
部分に、開けられた穴をふさぐ形で金網を張り、網がつつかれると振動でブザーが
鳴る仕掛けをして一度は追い払った。最初は“科学兵器”で人間の勝利。

しかしキツツキも負けてはいない。その後は板壁ではなく、軒下部分をつつくよう
になった。軒下部分は、内側から対策を施そうとしても、内部は屋根裏部分にあた
るため、屋根を外してからでないと抜本的な工事ができない。

このため、最近は長くキツツキ側の攻勢が続いた。寺は鳥が嫌いそうなヘビの置物
を置いたり、硫黄のにおいがする薬剤を板に塗ったりと、考えつく限りさまざまな
対応をしたが「何をやっても駄目で、あきらめてしまった」(井上住職)。

九七年三月の同町深沢の高尾山の大規模山林火災の後は、山にえさがなくなったた
めかキツツキは日中も薬師堂の周辺で活動するようになった。現在は三羽が薬師堂
をねぐらにしていて、毎日夕方になると穴に入っていくという。

打つ手がなくなっていたところで浮上したのがふき替え工事。約三十年といわれる
檜皮ぶきの耐用年数を大幅に超えて屋根が老朽化したため実施するもので、修復は
解体復元以来、約五十年ぶり。薬師堂内の十二神将立像も江戸時代以来の解体修理
をすることになった。

寺によると、屋根のふき替えは国から補助金交付の内示を受けて正式に決まった。
来年三月ごろに着工し、約一年かけて行う計画だ。事業費は国などの補助金を含め
て約二億円。

工事では、最近被害が集中している軒下部分にキツツキ対策も施すことになった。
屋根の外側に覆いをかけて屋根を解体、屋根裏部分の軒下内側から穴をふさぐ。ふ
さいだ後には銅板を張ることも検討している。寺側は「キツツキには学習能力があ
るので、つついても穴が開かないと分かれば、つつかなくなる可能性がある」とみ
る。

しかし板壁から追い払われると、つつく場所を軒下に変更するなど、過去のキツツ
キの行動は一筋縄ではいかなかった。今回も対策が功を奏するかどうか。井上住職
は「キツツキにはずいぶん悩まされた。今度こそは被害を軽減できると期待してい
るが、実際にやってみないと分からない…」と複雑な表情だ。

同寺の薬師堂は檜皮ぶきの単層寄せ棟造りで、関東最古の鎌倉建築とされる。中に
設置された厨子は国宝、本尊の薬師如来座像と脇侍の日光・月光菩薩立像、薬師如
来の左右に六体ずつある十二神将立像は重文指定を受けている。
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ミノムシが絶滅寸前、保護の動き広まる (読売新聞/2001.12.14)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011214-00000506-yom-soci

身近な冬の風物詩だったミノムシが、全国で急速に姿を消している。代表的なミノ
ムシの「オオミノガ」が外来種のヤドリバエに寄生されて絶滅しかかっているため
で、高知大の調査では、都市部で9割以上の寄生率となっていることが確認された
。本来は樹木の新芽を食い荒らす害虫だが、日本人には古来からなじみが深く、す
でに3県が絶滅が心配される「絶滅危惧(きぐ)種」に指定するなど、保護の動き
も広がっている。

オオミノガは関東以西に分布。5月下旬から6月にかけて羽化し、メスがミノの中
に産卵する。ふ化した幼虫が「ミノムシ」。秋から冬にかけて、街路樹や庭木に長
さ5センチほどの紡錘形のミノが下がる風景は、小学校の教科書などにもしばしば
取り上げられてきた。俳句の秋の季語にもなっている。

このガが急速に減り始めたのは1995年ごろから。九州大大学院の嶌洪(しまひ
ろし)教授が同年、ガの幼虫に寄生して食べてしまう「オオミノガヤドリバエ」を
発見した。十数年前、街路樹の葉の食害対策としてガの駆除のために中国で導入さ
れた同国南部から南アジアに生息するハエで、日本へどうやって入ってきたかは不
明だという。

高知大農学部の荒川良・助教授は、高知県内でオオミノガの生態調査を実施。都市
部では、99年から2000年にかけて高知市で採集された43個のミノムシのう
ち21個(48・8%)が寄生され、南国市では198個のうち121個(61・
1%)が、野市町で35個のうち8個(22・9%)が寄生されていることが分か
った。

ところが2000年から今年にかけては、高知市ではミノムシを採集すら出来ず、
南国市で715個のうち689個(96・4%)、野市町で276個のうち259
個(93・8%)と、寄生率はいずれも9割以上に達していた。一方、農村部の佐
川町や大方町などではほとんど寄生されていないオオミノガの群集が見つかった。

荒川教授は「ミノムシが完全に絶滅することはないだろうが、以前のようにどこで
でも見られるということはなくなった」と話す。

絶滅の危険のある生物を指定する自治体発行のレッドデータブックにも、ここ1、
2年でオオミノガの名前が登場し始めた。

宮崎県は昨年発行の「宮崎県の保護上重要な野生生物」で絶滅危惧2類(今後とも
大幅に分布が狭まったり、さらに個体数の減少が予想されるもの)に指定した。

今年発行のものでは、徳島県で「平野部ではすでにほぼ全滅状態」として1類(絶
滅の危機にひんしているもの)に、福岡県でも2類に指定された。また、高知県で
は来年発行のレッドデータブックで2類に準ずる準絶滅危惧種に指定することを決
めており、三重県では2005年発行予定のリストで指定を検討する「調査対象種
」としている。

首都圏でもオオミノガはほとんど見られなくなったが、東京都や神奈川県では「デ
ータが入手できない」などの理由で、ガについてはレッドデータブックの対象外に
している。
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サルものを追え 防護対策で神岡町 (朝日新聞/2001.12.12)
http://mytown.asahi.com/gifu/news.asp?kiji=1003

野生ザルやイノシシの農業被害が深刻化している神岡町は、今年度からの基礎調査
の一環として、捕獲したサルに電波発信機を取り付けた。群れに帰したサルの電波
を追跡し、行動範囲や分布などのデータを積み上げる。農林水産省の補助事業で、
今後3年間の調査結果をもとに有効な防護策を打ち出す方針だ。

神岡町農林政策係によると、サル被害は富山県境に近い大多和や跡津川地区で多く
発生。50〜80匹の大群が移動しているという目撃報告もあるが、規模や行動パ
ターンはよく分かっていないのが実情という。

イノシシ被害は3年前から石神や奥麻生野、山之村地区で急増した。中でも水田の
被害が深刻で、山之村地区では「2晩で田んぼ1枚全部やられた。農業をやめたい
」と耕作意欲をなくした農家もいるという。

同町は今年度、獣害対策協議会(会長・中桐光俊助役)を発足させた。農水省の鳥
獣被害対策事業の補助を受けて、3年間で約1千万円をかけて基礎調査を始めた。

大津市の民間調査会社「獣害総合研究所」に委託し、9カ所に高さ・幅90センチ
、奥行き180センチの捕獲用オリを設置した。

先月29日に、跡津川で初めて雄ザル1匹がオリにかかり、捕獲して電波発信機を
装着し、山に帰した。電波発信機は1、2年で自然に外れる仕組みだという。

中筬(なかおさ)誠一農林政策係長は「群れの動きがキャッチできるので、行きそ
うな地域に前もってサル予報が出せる」と話している。

一連の調査で、最初の2年間で捕獲と電波発信機装着、2年目で電気牧柵(ぼくさ
く)などの防護策の策定、3年目に行動範囲や生態を把握し、4年目に防護指針を
決めるという。
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桐生猟友会 イノシシ駆除でジレンマ “獲物”掛からずクマ巻き添え(中日新聞
/2001.12.13)
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/gnm/20011213/lcl_____gnm_____001.shtm
l

イノシシによる農作物被害に歯止めをかけようと、桐生市と桐生猟友会が仕掛けた
「おり型」わなの一つに先月上旬、ツキノワグマが掛かった。クマはわなの鉄線で
負傷していたため、やむなく処分。同会は別の地区で、クマがけがをしない筒状の
わなを仕掛けているが、こちらには思うように掛からないという。市は「クマが『
クマ用』のわなに入ってくれれば」と、クマの保護に頭を痛めている。

このクマは体長約一メートル五〇、推定体重一三〇キロの雄で、同市梅田町のリン
ゴ畑で捕獲された。市農林課によると、本年度のイノシシ駆除は十一月末現在で百
六十四頭。既に一九九九年度の二百八十四頭に次いで多く、市では駆除に追われて
いる。同課は、クマが掛かったことについて「珍しいことだが、クマの捕食エリア
が雑食のイノシシのエリアに含まれているので、今後も起こり得る」と分析する。

ツキノワグマは県計画で保護、頭数管理されている希少動物。桐生周辺には、百頭
ほどが生息するとみられている。同会はクマを傷つけずに逃がすため、ドラム缶を
つなげた筒状のわなを導入。六月末に同市菱町で設置したが、今のところ掛かって
いない。同様の事態を見越して、岩崎国広・同会会長は「イノシシは捕れ、クマが
逃げられるよう天井の開いた『おり型』わなの設置を提案していく」という。
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絶滅危ぐの鳥類 県内天竜川で11種確認 (信濃毎日新聞/2001.12.13)
http://www.shinmai.co.jp/news/2001/12/13/003.htm

国土交通省が昨年度、直轄区域で行った「河川水辺の国勢調査」の結果が十二日ま
でにまとまった。県内では天竜川上流工事事務所(駒ケ根市)が、上伊那郡辰野町
から下伊那郡天竜村までの天竜川流域で鳥類の生息状況を調査。環境省のレッドリ
ストで絶滅危ぐ種や準絶滅危ぐ種に指定されている計十一種を確認し、同省中部地
方整備局管内の調査五河川で最多だった。

同調査は九〇年から毎年実施しており、天竜川での鳥類調査は九五年に次いで二回
目。流域に設けた十カ所の観測点に、繁殖期や渡り鳥の移動期などに合わせて、そ
れぞれ五回、調査員が出向き、姿を見たり鳴き声を聞いたりした鳥類を記録した。

県内では、絶滅危ぐ2類(絶滅の危険が増大している種)のオオタカやブッポウソ
ウ、サンショウクイ、コアジサシなどを確認。同省浜松工事事務所が調査した静岡
県内分も合わせると、天竜川全体で絶滅危ぐ種と準絶滅危ぐ種計十四種を確認した

中部地方整備局管内で調査した他の河川で確認されたのは、岐阜県内などの木曽川
が七種、長良川十種、揖斐川九種、三重県の鈴鹿川六種だった。

天竜川での調査のアドバイザーを務めた日本鳥学会会員で南信濃村和田小教頭の大
原均さん(53)=下伊那郡高森町=は「天竜川は流域の環境が多様で、鳥にとっ
てはすみやすい」と話す。段丘や森林、農地などがモザイク状に組み合わさった地
形にはオオタカやハイタカ、人が近づきにくい峡谷にはブッポウソウやヤイロチョ
ウなどが生息しやすいという。

ただ、生息が確認されても個体数が減少している種もある。大原さんによると、十
年前に下伊那地方の中州で二十組以上のつがいが営巣していたコアジサシは、今回
の調査で一組しか確認できなかった。

大原さんは「治水事業で洪水の回数が減り、コアジサシが営巣地として好む砂利の
中州が少なくなったことや、チョウゲンボウなど天敵の増加が原因ではないか」と
みている。
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県内にイヌワシ20羽生息 (上毛新聞/2001.12.13)
http://www.raijin.com/news/thu/news12.htm

希少動物のイヌワシが県内に二十羽程度生息していることが十二日、四年間にわた
る県の調査で明らかになった。全国でおよそ六百羽が生息しているとみられる中、
県内の生息地は年々、少なくなっており、県では今後、専門家の意見などを聞いて
イヌワシの保護策の検討する。

イヌワシの生息調査は日本鳥類保護連盟と日本イヌワシ研究会に委託して一九九八
年度から本年度まで実施。調査結果は年度内にまとまるが、県自然環境課によると
、県境の山間部を中心に十つがい、二十羽が生息しているという。また、県西部で
一つのつがいを四年間、観察し続けるなどしてイヌワシの生態を調べた。

猛きん類のイヌワシは環境省レッドデータブックで「絶滅危ぐ種IB」、県版レッ
ドデータブックで「絶滅危ぐI類」とされる希少動物。今後の保護策については、
調査の報告書に盛り込まれる同協会の提言を踏まえて検討する。
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インドガメ17匹密輸、業者を逮捕= 粘着テープで頭ふさぐ−成田(時事通信/
2001.12.13)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011213-00000157-jij-soci

ワシントン条約で輸出入が規制されているインドホシガメ17匹を密輸しようとし
たとして、東京税関成田支署と新東京空港署は13日までに、関税法違反(無許可
輸入)の疑いで神奈川県川崎市宮前区宮崎、ペット輸入代行業岡田正広容疑者(5
1)を逮捕した。

調べによると、岡田容疑者は先月20日、バンコクから成田空港に到着した際、イ
ンドホシガメ17匹の頭や足が出ないよう粘着テープで固定した上、包装紙で包む
などしてスーツケース内に隠し、持ち込もうとした疑い。

調べに対し、岡田容疑者は「バンコク市内で計1万2000円で買った。自分で飼
うつもりだった」などと供述。しかし、「マニアでは一匹20万円前後で取引され
ている」と話していることや、同容疑者が6月にもホシガメ31匹を持ち出そうと
してミャンマー当局に没収されていることなどから、同支署は営利目的で密輸した
とみている。
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泉州地域オオタカ営巣地3地点で保全策提言 調査委員会「農道予定地の変更も」/
大阪(毎日新聞/2001.12.12)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011212-00000004-mai-l27

緑資源公団のオオタカ調査委員会は11日までに、泉州地域の農道(和泉市―泉南
市、約20キロ)整備予定地の周辺で見つかったオオタカの保全策を提言としてま
とめた。オオタカの営巣地3地点について保全策の検討が必要とし、うち1地点は
事業区域の変更を求めている。また、営巣地以外でも、繁殖期の主な飛行ルートに
なるなどオオタカの利用度が高い地点も保全検討地域に含めた。 

2年間の調査で、農道予定地周辺12地点でオオタカの営巣地を確認した。うち3
地点は、事業地とオオタカの営巣中心域が重なっていた。計画路線と営巣地が30
メートルという地点については、事業区域を変えるよう提言した。また、地点の状
況に応じて、繁殖期に重ならないよう工事時期を調整したり、振動や騒音などの軽
減などが必要としている。 

一方、今後、営巣地が移ることも考えられるため、3地点について工事に着手する
前年に営巣を確かめるよう求めている。工事中には繁殖活動に与える影響をモニタ
リングすることも提言した。 

同公団は委員会提言を踏まえ、保全策の検討と継続調査を行う。委員会は継続され
る。
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野良犬のファッションショー、ロンドンで開催へ (ロイター/2001.12.12)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011212-10062138-reu-ent [ロンドン 11日 ロイター] 史上初とされる犬のファッションショー兼オークションが、ロンドン市内ノッティングヒルで開催される。
ビビアン・ウェストウッドや三宅一生など、著名デザイナーらの手になる服を着た野良犬が、見事な”キャットウォーク”を披露する予定。主催者の動物愛護団体「全国犬保護連盟」の関係者によると、このイベントはクリスマス・プレゼントとして贈られた犬が、不要品として同団体に持ち込まれる実態を踏まえたもの。”犬の命も大切にしてほしい”というメッセージを込めているという。(ロイター)
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オオタカ営巣地を虚偽報告 元巡視員が3年間−−小笠山運動公園の調査 /静岡(毎日新聞/2001.12.12)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011212-00000001-mai-l22
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野生動物の農作物被害 共存へ、行動など生態調査−−神岡町 /岐阜(毎日新聞/2001.12.12)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011212-00000001-mai-l21
◇サルに発信器取り付け放す◇畑や水田で苦情20件−−今年
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イノシシお年寄り襲う 30カ所刺され重傷 佐川町 (高知新聞/2001.12.12)
http://www.kochinews.co.jp/0112/011212headline11.htm#shimen11
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犬にかまれ2学生けが 甲府の愛宕山 放し飼い?夜間出没 条例違反の疑いも(山梨日日新聞/2001.12.12)
http://www.sannichi.co.jp/DAILY/20011212_3.html 甲府市東光寺町の市道で十一月上旬ごろから、近くの県立宝石美術専門学校(砂川一郎校長)に通学する学生らが、中型の犬にかまれる被害が相次いだ。学生らの目撃証言などから放し飼いの犬による被害とみられ、甲府署は過失傷害と県犬管理条例違反(飼い主の責務など)の疑いもあるとみて調べている。現場は、愛宕山山頂に向かう坂道。これまでに二人の学生が、夜の帰宅途中などに相次いで被害に遭ったという。調べなどによると、最初に襲われたのは帰宅途中の女子学生(19)。十一月六日午後八時五十分ごろ、前方から向かってきた犬にいきなり左足首をかまれ、出血するなどのけがを負った。同十七日午後八時半ごろには、学校に向かっていた男子学生(22)が、前から走ってきた犬に襲われ、右ふくらはぎに深い歯形が付くなどのけがを負った。二人ともまだ完治していないという。学生らの証言によると、襲ってきた犬は、赤く点滅する首輪を付けた中型犬。「犬は乗用車を追うように走っていた」「近くで乗用車が停車し、車内の人が犬を乗り込ませた」との証言もあり、同署は、首ひもを付けずに散歩させるなどしていた犬が、二人を襲った可能性が高いとみて調べている。同署は男子学生が目撃した乗用車のナンバーから、犬の飼い主と思われる男性を割り出して事情を聴いているが、この男性は関与について否定しているという。被害の報告を受けた同校は、校内に注意を呼び掛ける張り紙を掲示。「夜間はできるだけ徒歩を避け、車に相乗りするように」などと呼び掛けている。
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[NEWSLINE]高崎山の猿は過去5年間で最多−−大分市観光協会発表 /大分(毎日新聞/2001.12.12)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011212-00000006-mai-l44 大分市観光協会は、高崎山自然動物園に生息するニホンザルの「猿口調査」の中間報告を発表した。3群の猿は昨年より107匹増え、過去5年間で最多の1882匹だった。 3〜7日に餌付け場へ向かう山道を通る猿を数え、A群773匹▽B群449匹▽C群660匹。全体の増加率は6.0%で、昨年の0.8%から大幅アップした。山周辺に住む離れ猿が群れに加わったためと考えられる。昨年は自然餌事情が悪く山周辺に出た猿が多かったが、今年は餌が豊富で群れに戻った可能性があるという。来年3月に離れ猿の生息調査をしたうえで本報告を出す。【藤平慶太】
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「猿口」もっか1882匹 高崎山 (西日本新聞/2001.12.11)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011211-00000008-nnp-l44
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ただ今1882匹 高崎山のサル 3年連続増加 (大分合同新聞/2001.12.11)
http://www.oita-press.co.jp/cgi-bin/news2.cgi?2001-12-11=2
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ペット共生をテーマにセミナーを開催 不動産流通研・住宅新報社(住宅新報/2001.12.10)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011210-00000002-jsn-ind 不動産流通研究所と住宅新報社は共同で、「ペット共生賃貸住宅セミナー」を2002年1月25日に開催する。同セミナーは、マンション・アパートでペットを飼育したいという需要に対応するため、不動産会社や集合住宅経営者が集合住宅のペット飼育でどのようにトラブルを防ぎ、ペットと共生していくかを探る。セミナーは13時から16時30分までで、銀座ガスホールで開催する。受講料は1万円。募集人員は300名で、定員になり次第応募を締め切る。申し込みは氏名、会社名、部署名、住所、電話、FAXなどを記載のうえ、FAXで申し込む。問い合せは電話03−3502−7471 FAX03−3580−6705 住宅新報社・新聞企画部まで。
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エゾシカ保護管理計画に意見を 道が7日から募集(北海道新聞/2001.12.7)
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20011207&j=0047&k=200112072809 道は来年四月に運用を始める新しい「エゾシカ保護管理計画」の素案について、七日から広く道民の意見を募集する。 素案は、これまで対象外だった留萌、石狩、渡島、桧山、後志管内を計画区域に含めて全道を対象としている。生息過密な網走、十勝、釧路、根室管内は頭数を昨年度推定の計十二万―二十万頭から計一万―十万頭に抑え、このほかの地域は目標頭数を定めていないが生息過密地域で狩猟規制を緩め、狩猟禁止区域の一部で解禁を検討する。 道によると、シカの食害被害は昨年度、全道で三十六億円あった。 素案の詳細は道のホームページ、道、各支庁で閲覧できる。意見は来年一月七日まで道自然環境課エゾシカ対策係で受け付ける。氏名、職業、住所、電話番号を書き添えて、手紙は〒060・8558札幌市中央区北三西六、ファクスは011・232・6790、電子メールはyasei.ezosica@pref.hokkaido.jpへ。
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ホームレス男性、犬放し飼い 羽生署など異例の捕獲 (中日新聞/2001.12.8)
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/stm/20011208/lcl_____stm_____001.shtml 羽生署と行田保健所などは七日までに、羽生市下村君、東北自動車道羽生橋付近の利根川河川敷でホームレスの男性(52)が放し飼いにしていた雑種の犬八匹を捕獲し収容した。犬が近くの民家のニワトリに被害を与える実害が出たため、異例の捕獲となった。同署は男性に対して動物愛護法、狂犬病予防法違反などの疑いで厳重注意をした。同署の調べでは、十一月二十六日に、河川敷近くの民家から、ニワトリが放し飼いの犬にかみ殺されたと通報があった。同署で現場付近を調査したところ、河川敷に住み着いているホームレスの男性が、成犬と子犬を四匹ずつ放し飼いにしていることが判明。犬は登録や予防注射をしていないことを確認した。周辺には民家が多く、河川敷には利根川サイクリングコースがあり、行楽シーズンにはバーベキューなどを楽しむ人たちも多い。このため、同署と同保健所、羽生市との間で話し合った結果、実害が出た上、今後も人畜への危害の恐れがあると判断し、捕獲収容することを決めた。男性は当初、犬を手放すことを拒否していたが、繰り返しの説得に応じたため、同保健所が先月二十九日、今月五日の二回に分けて八匹を捕獲収容した。関係者によると、男性は眠るとき一緒に寝て寒さをしのぐために犬を飼っていたという。
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<ウミガメ>保護シンポを来年2月、兵庫県明石市で開催(毎日新聞/2001.12.10)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011211-00002125-mai-soci
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カラス“転戦”自治体恐々 杉並区のごみ管理奏功えさ場どこに…
三鷹市、迎撃に自信/調布市や武蔵野市、夜間収集に否定的(中日新聞/2001.12.9)
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/tko/20011209/lcl_____tko_____000.shtml
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[ユーケイ・アコの二刀両断]若きリーダーたちに期待=戸塚敦子 /和歌山(毎日新聞/2001.12.8)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011208-00000003-mai-l30
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鶏糞汚水で農業被害、八竜養鶏から流出(秋田魁新聞/2001.12.8)
http://www.sakigake.co.jp/kijiSrch/kijisrch-index.html
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チョウセンアカシジミの卵、また盗まれる−−長井に続き、川西町で100個 /山形(毎日新聞/2001.12.8)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011208-00000004-mai-l06
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タンチョウ保護にチャリティポストカード (釧路新聞/2001.12.8)
http://www.hokkai.or.jp/senshin/kn01_1208.html
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予定地でクマタカ営巣/北薩横断道−鹿県が検討委/ルート変更も (南日本新聞/2001.12.8)
http://www.minaminippon.co.jp/2000picup/2001/12/picup_20011208_8.htm
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ウミガメの浜 保護へ条例 津屋崎町 来春にも提案(西日本新聞/2001.12.8)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011208-00000024-nnp-kyu アカウミガメの上陸産卵地がある福岡県津屋崎町は、アカウミガメなど希少動植物を保護する条例の制定に向け、具体的検討に入る。来年三月町議会に提案し、四月に施行したい考え。阿部弘樹町長は「津屋崎の海岸線は自然の宝庫。渡り鳥のクロツラヘラサギ、海浜植物のハマボウなどを含め、希少動植物を次代に残していきたい」としている。希少動植物の保護に関する条例は、九州では鹿児島県が一九八八年、熊本県が九一年に制定(アカウミガメはいずれも対象)。福岡県内では同町が初めて。市町村レベルは全国的にも珍しいという。同町では、玄界灘・恋の浦海岸にアカウミガメが産卵しているが、車の乗り入れなどで上陸数が年々減っている。同会によると、昨年は三匹がそれぞれ百二十個―百四十個産卵、このうち二百三十九匹が海に帰ったのを確認。しかし、今年は一匹だけだった(百四十個産卵、四十匹がふ化)。
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迷子のイノシシ−萩署で保護、無事飼い主に (朝日新聞/2001.12.7)
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.asp?kiji=849 「ワッ、イノシシだ」−−。観光萩市の玄関口、JR東萩駅そばの国道191号歩道で5日夕、体長約60センチのイノシシがうろついているのを通りがかりの男性会社員(33)が見つけて捕獲。市農林課を通じて萩署に届けた。6日、近くの住民の「飼いイノシシ」とわかり、無事、引き取られた。生後1年ほどと見られ、首にロープが結ばれていた。同署は遺失物(逸走の家畜)として保護。飼い主を捜していたところ、6日朝、近くの食堂経営中沢初良さん(54)のイノシシと分かった。中沢さんによると、名前は「ビーブ」。今年7月、自宅駐車場に迷い込んで来た。ロープにつないで飼育し、時折、散歩もさせていた。5日夕にはえさをやっており、直後にロープが切れて逃げたらしい。飼われていたためか、人に慣れており、腹をさすると気持ちよさそうにゴロンと横になる。犬よりおとなしいとか。「車にひかれちゃいないかと心配した。お騒がせしたが、見つかってよかった」と中沢さん。イノシシにミルクやリンゴなどを与え、一晩保護した萩署の署員たちは「人なつっこく、可愛かった」と目を細めて見送った。
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ポイ捨て防止へ条例案 徳島市、違反者には罰金 (徳島新聞/2001.12.7)
http://www.topics.or.jp/Old_news/n01120708.html 徳島市は、六日開会した市議会十二月定例会に空き缶、たばこの吸い殻のポイ捨てや飼い犬のふんの放置を禁止する「ポイ捨ておよび犬のふん害の防止に関する条例」を提案した。街の美化と衛生向上が目的。違反者には最高二万円の罰金を科す。可決されれば二〇〇二年七月に施行する。ポイ捨てやふん害防止の条例を制定するのは県内四市で初めて。ポイ捨て、ふん害とも対象とするのは山川町(今年四月施行)に次いで二カ所目となる。対象は、缶、吸い殻、犬のふんのほか、ペットボトル、チューインガム、包装紙などで、市内全域の道路や公園など公共の場所で捨てたり放置したりすることを禁止。従わない場合は警察などに告発し、罰金を科す。自動販売機の設置者や飲料品製造業者に対しても、回収容器の設置や管理を義務づけ、違反者が是正しない場合、市が勧告や業者名を公表できるとしている。全国自治体の約三分の一がポイ捨て防止条例を制定。県内では、山川町のほかに、阿波町(一九九八年四月施行)川島町(二〇〇一年一月施行)が制定。山川町はふん害防止条例も制定している。違反者に科す罰則は、阿波、川島両町が行政罰の過料を設けているが、刑事罰の罰金を科すのは徳島市が初めて。同市ではここ数年、ポイ捨てが増え、市民からの苦情が多く、議会で議論されていた。犬の散歩などによるふん害の苦情も寄せられていた。「廃棄物の処理および清掃に関する法律」は、廃棄物の適正な処理を目的に主に事業者を対象にし、個人を対象にしたものでないため、条例を制定することにした。可決されれば市民への周知を図る。市生活環境課は「捨てた側のマナー向上を呼びかけてきたが、なかなか解決しない。罰則を設けることでポイ捨てやふん放置は悪いことだとの認識を深めてもらいたい」としている。
 ◇ポイ捨て防止条例案骨子
 一、市民は、家庭の外で自ら生じさせた空き缶やたばこの吸い殻を持ち帰り、
   または、回収容器、吸い殻入れに収納しなければならない。
 一、飼い主は、飼い犬が公共の場所にふんをしたときはただちに回収しなければならない。
 一、違反した者は二万円以下の罰金に処する。
 一、自動販売機により飲料を販売する者は、回収容器を設置し、適正に管理しなければならない。
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茅野市で鳥獣被害対策協議会が発足 (長野日報/2001.12.6)
http://www.nagano-np.co.jp/cgi-bin/hyouji.cgi?id=3699
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ニュース最前線 (徳島新聞/2001.12.6)(当日のみの閲覧です)
http://www.topics.or.jp/ ■「徳島県動物愛護管理センター」の起工式が6日、神山町阿野の現地であった。2003年春のオープンを予定。動物愛護思想の普及・啓発のほか、動物の収容・譲渡などの機能も
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2頭の子牛を飼育 和大教育学部付小 (朝日新聞/2001.12.5)
http://mytown.asahi.com/wakayama/news02.asp?kiji=608
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野生のポン吉 山へ「卒業」 /京都(朝日新聞/2001.12.5)
http://mytown.asahi.com/kyoto/news02.asp?kiji=1736 「ポン吉」は今年8月25日、同校で地域の夏祭りが開かれた際、児童が校内の排水溝に住みついているのを見つけた。9月に新学期が始まると、ウサギなどの飼育を担当している4年生の児童が、ニンジンやパン、水などを与えて「世話」をするようになった。ポン吉も警戒心が薄く、よく人になついたため、あっという間に校内の人気者になった。休み時間になると、多くの児童が集まり、エサをやったり、抱き上げたりした。梶校長も「子どもたちが命の大切さを知ることができるいい機会」として、「ポン吉」と命名、飼うことにした。しかし、獣医師から「野生生物は、自然の中で生きるべきだ。校内で飼うのは衛生上も問題がある」と指摘された。このため、学校では9月中旬、西京区の山中にポン吉を放した。突然のポン吉との別れに、がっかりする子も多かった。だが、野生生物にえさを与えるなど人が誤ったかかわり方をすることは、決して動物のためにならないことなどを子どもたちが知るいい機会にもなった、と先生たちは思っている。学校では、渡辺辰哉教頭らがデジタルカメラで撮りためたポン吉の写真十数枚をプリントし、近く校内で「思い出の写真展」を開く予定だ。梶校長は「ポン吉との交流は、子どもたちにとって忘れられない体験だったはず。ポン吉を思う子どもたちの気持ちにこたえてあげたい」と話している。
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モデル団地設定しペット飼育“実験” 都住宅局 (中日新聞/2001.12.6)
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/tko/20011206/lcl_____tko_____004.shtml 都住宅局は来年度から、これまで禁じていた都営住宅でのペット飼育について、モデル団地を設定して飼育を認め、必要なルール作りを行う。二十三区内と多摩地区の各一団地ずつで事業を行う。モデル団地に限り、住民の同意や自治会の承認などがあれば、希望者は飼育できる。都の調査では、都営住宅入居世帯の約17%が犬や猫などのペットを飼っていた。ふんや尿などで苦情を受けるケースもあり、ペット飼育のルール作りが必要と判断した。
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馬2頭衰弱 高遠の牧場元経営者を書類送検 (毎日新聞/2001.12.5)
http://www.shinmai.co.jp/news/2001/12/05/011.htm 上伊那郡高遠町荊口の「ゆうじんくらぶ乗馬牧場」に今年四月まで馬の死体などが放置されていた問題で、伊那署は四日、生き残った二頭を衰弱させたなどとして、動物愛護法違反(虐待)の疑いで、同牧場の元経営者の茅野市の無職の男(54)の書類を地検伊那支部に送った。警察庁によると、えさを与えずに衰弱させたことを動物虐待に当たるとして立件したのは全国で初めて。調べだと、元経営者は三月九日ころから地元住民が保護するまでの約一カ月間、二頭にえさや水を与えず衰弱させた疑い。一月下旬ころから、死んだ二頭を放置したままの不衛生な環境で生き残った二頭を飼育したことも「虐待の一形態」と判断、立件の対象とした。調べに対し元経営者は「馬に芸を教え込むため、うまくできたら与えるつもりでえさを与えなかった。結果的に虐待と言われるなら仕方ない」と話しているという。この乗馬牧場は九五年七月にオープン。同署や伊那保健所によると、元経営者は東京都内と牧場とを行き来し、都内にいる間は地元の男性に飼育を依頼していた。しかし、経営悪化などで賃金の支払いが滞り、今年一月に男性は飼育を断った。その後、元経営者は時々えさをやりに訪れていたが、三月九日ころからは来ていなかった。二頭は四月中旬、伊那市の動物病院長が「極度にやせ衰えている」と診断。全国の動物愛護団体でつくる「動物との共生を考える連絡会」(事務局・東京)が同月下旬、同法違反の疑いで伊那署に告発していた。乗馬牧場は四月に閉鎖され、衰弱した馬二頭は茅野市と上伊那郡南箕輪村の牧場などに移され、現在は健康を取り戻している。
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<動物虐待>馬に餌与えず 元乗馬経営者を書類送検 長野 (毎日新聞/2001.12.4)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011205-00000054-mai-soci 長野県警伊那署は4日、馬の世話を十分にせず2頭を衰弱させた動物愛護法違反(虐待)の疑いで、同県高遠町荊口(ばらぐち)の元乗馬牧場経営者(54)=同県茅野市=を長野地検伊那支部に書類送検した。昨年12月に改正・施行された同法に基づき、衰弱させた行為での立件は全国で初めて。調べでは、元経営者は3月ごろ、乗馬牧場で飼っていた馬2頭に十分な餌や水を与えず衰弱させた疑い。2頭はあばら骨が見えるほどやせ、4月に茅野市内の牧場に保護された。調べに対し、元経営者は「自分が体調を崩し、餌をやれなかった。芸を教え込む目的で餌をやらなかったこともある」と話しているという。この乗馬牧場では、1月にも別の馬2頭が死んだまま放置されていたが、同署は「死因が特定できない」として立件を見送った。乗馬牧場は現在閉鎖されている。
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ペット飼い主探しのホームページ人気 (釧路新聞/2001.12.4)
http://www.hokkai.or.jp/senshin/kn01_1204.html 釧路保健所のホームページ(HP)に掲載されている、迷い犬や新しい飼い主の募集のアクセス件数が好調だ。HPを通じて捨てられた犬が新しい飼い主にもらわれたり、いなくなった犬が飼い主に戻ったりと、インターネットに入り込めばほぼ100%助かっている。同保健所のHPは今年4月に開設。迷い犬の情報欄は11月1日から開始した。するとアクセス件数が前月比6倍の1200件に急増した。HPアドレスは、http://www.pref.hokkaido.jp/hfukusi/hf-kusih/index.htm
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チョウセンアカシジミの卵、65個盗まれる 昆虫マニアの犯行か−−長井 /山形(毎日新聞/2001.12.6)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011206-00000005-mai-l06
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チョウセンアカシジミ受難−卵違法に採取 (山形新聞/2001.12.6)
http://www.yamagata-np.co.jp/kiji/20011206/0000009758.html
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土佐犬が高校生ら5人襲う 鳴門、顔などかまれ軽傷(徳島新聞/2001.12.6)
http://www.topics.or.jp/Old_news/n01120609.html 五日午前八時二十五分ごろ、鳴門市里浦町粟津の鳴門総合運動公園西側県道で、民家から逃げ出した土佐犬(雄、二歳、体長約一・二メートル、体重約五〇キロ)が、登校中の女子高校生(17)ら五人を次々と襲い、顔や背中をかむなどして五日から一週間のけがを負わせた。犬は約五分後、付近にいた人に捕獲された。鳴門署の調べでは、この土佐犬は近くの運転手(57)が闘犬用に飼育していた。鳴き声がうるさいため、飼い主の妻(57)が注意しようと、犬小屋に通じる柵のかぎを掛けずに小屋の扉を開けたところ、外に逃げ出した。犬は通りかかった鳴門高校の二年生女子生徒の自転車に体当たりし、倒れたこの女子高生にかみついた。この後、自転車通学していた鳴門工業高校二年の男子生徒二人=いずれも(17)=と、近くの倉庫敷地で作業をしていた清掃会社社長(43)を襲った。さらに鳴門市内の女性会社員(22)も襲い、うつぶせに倒れた女性に馬乗りになってかみついていたところを、清掃会社の従業員らに取り押さえられた。目撃者は「女性は頭から血を流し、悲鳴を上げていた」と言い、左わき腹をかまれた社長は「犬を見て逃げたが、追いかけてきてかまれた。恐ろしかった」と話した。同署は犬の管理に問題があったとして、飼い主から事情を聴いた。飼い主は「多くの人にけがをさせた。犬は処分した」と話したという。
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鳴門市で女子高校生ら5人けが 土佐犬に次々かまれ /徳島(毎日新聞/2001.12.6)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011206-00000007-mai-l36  5日午前8時25分ごろ、鳴門市里浦町粟津の路上で、通学途中の女子高校生(17)ら5人が、近くに住む自動車運転手(57)が飼っている土佐犬(体高65センチ、雄2歳)に次々にかまれた。犬は近くの会社に勤務する男性に取り押さえられたが、自転車で通学中だった高校生3人が頭や背中、腕などをかまれて1週間のけが、女性会社員(22)と自営業男性(43)が顔や腹に5日間のけがを負った。 鳴門署の調べでは、犬は運転手宅のおりで飼われていたが、男性が鳴き声を注意しようと扉を開けたところ、外に飛び出したらしい。同署で、犬の管理に問題がなかったかなどを運転手から聴いているが、調べに対し「犬は処分した」と話しているという。 
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土佐犬、高校生ら5人かむ=徳島 (時事通信/2001.12.5)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011205-00000383-jij-soci 5日午前8時25分ごろ、徳島県鳴門市里浦町粟津の総合運動公園駐車場近くの路上で、土佐犬が通学中の高校生男女3人=いずれも17歳=をかんだ後、近くのワカメ加工所内でも自営業男性(43)と会社員の女性(22)にかみついた。5人は頭や背中などをかまれ、5日から1週間のけが。土佐犬は近くにいた人らに取り押さえられ、飼い主に引き渡された。鳴門署によると、土佐犬は闘犬用で、体高65センチの2歳雄。近所に住むミキサー車運転手の男性(57)の飼い犬で、妻が鳴き声がうるさいため注意しようと、さくを開けたところ逃げた。飼い主の男性は「引き渡された後、犬は処分した」と話しているという。同署は業務上過失傷害の疑いもあるとみて、事情を聴いている。
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宮島に生息するシカの胃の中にポリ袋 行政や地元、一丸の取り組み必要 /広島(毎日新聞/2001.12.4)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011204-00000001-mai-l34
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一ノ関駅に盲導犬専用トイレ (岩手日報/2001.12.4)
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2001/m200112/n20011204.html
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[人間大好き]東海3県のNPO/27 鈴鹿・愛の首輪の会 /愛知(毎日新聞/2001.12.4)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011204-00000003-mai-l23
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徨えるクマ・共生への模索/上 「こんな所まで」出没 /岩手(毎日新聞/2001.12.4)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011204-00000002-mai-l03
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<ペット住宅>都営住宅での飼育、02年度から 試験実施へ(毎日新聞/2001.12.3)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011204-00002113-mai-soci

東京都は3日、都営住宅でのペット飼育について、02年度から試験的に実施する方針を固めた。23区内と多摩地区のそれぞれ一つの団地で各2棟を対象に実施し、今後のルール作りに生かす。都は、(1)犬、猫の飼育は1匹だけ認める(2)猫は不妊・去勢手術を義務づける――などのルールを作成する。
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高崎山で「猿口調査」始まる (大分合同新聞/2001.12.4)
http://www.oita-press.co.jp/cgi-bin/news2.cgi?2001-12-04=0

大分市の高崎山自然動物園で三日、ニホンザルの生息数を調べる「猿口」調査が始まった。同市と市観光協会がボランティアの協力で実施し、七日まで五日間のデータを取って、高崎山のサル生息数を推計する。

サル寄せ場から山頂方向を結ぶサルの移動ルートを挟むように調査ラインを設定。調査員が十〜二十mの間隔で立ち、一匹ずつ年齢と性別を記録した。

B群の調査は、ボスのゴルゴが率いるサルが寄せ場に向かい始めた午後二時すぎから。鳴き声と木を揺らす音とともに、木を伝い、競うように駆け下りるサルや、エサを探しながらゆっくり通過する親子ザルを素早くメモを取りながらチェックした。

高崎山には三つの群れがある。昨年の猿口調査では、A群七百五十八匹、B群四百匹、C群六百十七匹の計千七百七十五匹が生息している。霊長類の専門家らでつくる高崎山管理委員会は「環境収容力に対する生息数は八百匹程度が適正」との報告書を市に提出。猿口調査の結果は、高崎山のサル抑制策のデータとなる。調査結果は十日、発表される。
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紀北で狩猟異変 「捕獲イノシシすべてイノブタ」 7年前、飼育小屋破って繁殖?(紀伊民報/2001.12.4)
http://www.agara.co.jp/DAILY/20011204/20011204-2.html

県猟友会(宗正彦会長)は3日、11月15日の狩猟解禁以後、紀北地域で捕獲されたイノシシは、ほぼすべてがイノブタだと断定した。7年前、那賀郡内や大阪・泉州で、飼育中のイノブタが山野に逃げ込んだとするうわさが広まったことがあり、繁殖力の強いイノブタが山野でイノシシと交配し続け、制圧したらしい。イノブタは家畜の習性からか人里指向が強く、農作物を荒らすため、この5年間に有害駆除で捕獲されたイノシシは、紀北の和歌山市など3市と那賀、海草、伊都の3郡で7倍強に増加。混血ザルに次ぐ新たな問題を引き起こしている。今後、紀南へ向けてイノブタが進出する勢いという。

県狩友会や複数のハンターの話では、イノブタの生息範囲は、紀の川を挟む紀の川平野沿いの山野で、大阪府との府県境を走る和泉かつらぎ山系と、南側は、生石高原などを含む長峰山系の紀北一帯。和歌山市と海南市、橋本市と、紀北の14町村にまたがり、今年の狩猟解禁後、有田郡内でも捕獲され、日高から紀南へ向けて広がりつつあるという。

狩猟法では、イノブタはイノシシに含むとされ、県はいずれもすべてイノシシ扱いで捕獲報告を受けたが、年々、捕獲数は減少気味。しかし、紀北地域の有害イノシシの捕獲数は、5年前の平成7年度の6頭だったが、同12年度は7倍強の44頭に増えた。

海南市木津のハンター松島幸寛さん(78)のグループは、狩猟解禁前、同市内の農家から頼まれ、イノシシの有害駆除を実施し、4頭を捕獲したが、イノシシなら全体の毛が薄茶か黒っぽいが、いずれも白毛が交じり、鼻穴もイノブタ特有で大きく広がり、皮下脂肪も厚く、すべてイノブタだと判断した。県猟友会海南支部長の堂山好弘さん(72)らのグループも今解禁後、和歌山市直川付近で、3頭を捕獲したが、いずれもイノブタだとわかった。

イノブタは、雄イノシシと雌ブタの混血種で、県畜産試験場(すさみ町)が昭和50年代、養豚農家の経営安定化のため改良開発して繁殖した。すさみ町は、昭和61年5月、町おこしにイノブタを起用して「イノブターン王国」を宣言し、王国でパスポートやキャラクターの販売、イノブタ料理を売り出している。

イノブタは、年間2、3回出産し、1回に6−8頭を生む。イノシシの年1回出産で1、2頭よりはるかに繁殖力が強く、山野で在来のイノシシと交配し、猛繁殖したらしい。

宗正彦・県猟友会長の話 多数のハンターからの報告で、紀北で捕獲されるイノシシはすべてイノブタに間違いない。ただ、数代にわたってイノシシと交配されてるので、限りなくイノシシに近く、専門のハンターでなければ見分けがつかないのでは。混血ザルのように捕獲して安楽死させる訳にはいかない。野荒らしを警戒し、被害があれば駆除するより手立てはない。

秋月成夫・県環境生活部長の話 イノブタの話はハンターから聞いたが、県としては狩猟法に基づくイノシシとして届け出を受けている。イノブタもイノシシに含むと法でも明記されている。
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農業被害増でサルに“発信器” 神岡町で行動・分布調査 (中日新聞/2001.12.4)
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/gif/20011204/lcl_____gif_____008.shtml

野生のサルとイノシシによる農作物被害が県内各地で増えており、神岡町は本年度から生態調査を始めた。県内の市町村で唯一の取り組みで、周辺自治体も注目している。十一月二十九日には調査開始後初めてニホンザル一匹を捕獲し、発信器を付けて山に放した。今後も同様に捕獲を続け、三年間で行動範囲や分布地域、生態数などを調べ、防御策を立てる。

同町ではサルの被害が約十年前から、イノシシの被害が約三年前から増え始めた。サルは跡津、大多和地区で年間二十件ほど作物を荒らされる被害が発生。イノシシは山之村、麻生野、石神地区で、収穫期に毎晩のように水田などを荒らされた。

特にイノシシは「冬眠をしないため、積雪が多い神岡町周辺には住まない」と言われていたが、最近になって急増。被害によって農家が生産意欲をなくすケースも心配され、同町では国の補助を受け、三年間で一千万円の予算をかけて対策に取り組み始めた。

町は民間の獣害総合研究所に委託し、町内九カ所に捕獲用のおりを設置。取り付ける発信器は、一−二年で自然に外れる仕組みにした。近年高まっている動物愛護や共生の精神にも配慮し、科学的な根拠に基づいて対策を取ろうという方針だ。同様の取り組みは、県も今年から益田、西濃、郡上地方で開始。上宝村も将来調査を行う計画だ。

同研究所の高木直樹代表は「耕作を放棄した田畑の草むらが増え、イノシシのねぐらになっている。最近の積雪の少なさや、葉が落ちない針葉樹が増えて傘の役目を果たすことも、増加に影響している」と説明する。同町職員は「動物の生態が昔と比べて変わってきている。駆除ばかりしても根本的な解決にはならない。データを基に、共存していくのにどんな対策が効果的であるかを考えたい」と話している。
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牟岐署にシカ乱入 “逮捕”後、山に“釈放” (徳島新聞/2001.12.3)
http://www.topics.or.jp/Old_news/n01120310.html

二日午後三時すぎ、牟岐町中村の牟岐署ロビーにニホンシカが押し入り、署員に“逮捕”された。シカは体長一三〇センチ、体重五〇キロの雄で推定五歳の人間なら若者。猟犬に追われて山から逃げ込んだらしい。

宿直で勤務していた署員はドーンという大きな音にびっくり。見るとシカがいた。玄関のガラス戸を鼻で押し開け入ったらしい。外に逃げようとガラス戸にぶつかったり灰皿を倒したり、三十五センチほどの角でソファに穴を開けたりして大暴れ。津山章次警部補(55)が取り押さえた。

ロープで縛られたシカは、逃げようと足をばたつかせるなど興奮。連絡を受けた牟岐町猟友会員によって、一時間後に町外れの山に放された。同署への動物の侵入は初めてという。署員は、「山で平和に暮らしてほしい」。

海部郡内では、本年度になって牟岐、日和佐両町でシカやイノシシが車や列車にはねられる事故が四件発生。同署は十一月下旬、六町の交通安全担当者に町民への注意を促すよう連絡したところだった。
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