「野良猫対策の会」
<市川でも自治会ぐるみの地域ねこ対策がすすんでいます>
ここ数年めっきり野良猫さんが増えてしまった市川のさる地域で今年2月、
「地域活動として猫対策を行ないたい。」とのお申し出がありました。
初めから自治会が主体となっての活動です。
第一回開催報告
 
18年4月
第1回目の「野良猫対策の会」が自治会集会室で開かれ、
約30人が集まりました。数年間猫による被害で悩んでいた人、
お隣のおうちにエサやりの事で怒鳴り込んでしまった人、
また、エサをあげているほうの人も、
勇気を出して出席してくださいました。
日曜日にもかかわらず、市の保健部職員さんも出席して
「排除ではなく、時間はかかるけれども共生しながら減らしてゆく」
という市の考えをはっきり述べていただくので、合意形成がスムーズです。
会終了後、8名ほど有志が残り、各問題に具体的な解決策が出されました。
参加していただいた皆様本当にありがとうございました。
第2回開催報告
18年6月
第2回目の会では、1回目出席者に勧められての参加者もあり、
対策の必要性を強く望む気持ちが伺われます。
地元篤志家の方やマンション管理組合からも手術費用援助のお申し出もあり、
さっそくT・N・R(トラップ:捕獲、ニューター:手術、リターン:戻す)の作業が始まりました。

2回目の会の様子です↓


第3回開催報告
18年9月

エサをやっている方のご協力で、2ヶ所のテリトリーで全てのメス猫(計11匹)の
避妊手術が完了しました。
「もう、増えない」という安心感からか、
猫からの被害苦情もめっきりと減り、今回は、
10名弱の有志の方だけで、「周辺地区への対策の広め方」について、主に話し合われました。
この地域の猫対策成功を知り、隣接地域から「こっちでもやりたい!」とのご相談があり、
次回4回目の会は、ここの会議室を提供し、
主に隣接地域の方にご出席いただくことに決まりました。
猫問題を「住環境の問題」として住民の皆様が捉える事により、
猫の避妊手術費用負
担も、エサをあげる人だけに集中する事も防げます。各自が無理なく「自分にできる
こと」で活動に参加することにより、対策が地域に根付いてゆきました。
もうこの地域は、行政の後押しも、ねこだすけヘルパーからの助言も必要とせず
独り立ちできそうです。
この地域を「地域ねこ対策モデル地域」として、市川市広報で紹介される事も決定し
ました。
今後は市川市のあちらこちらで、「野良猫」から晴れて市民権を得た「地域ねこ」に、
してもらった猫達が増えていくことが期待できそうです。


今回の3回目を持ちまして、ここの地域の「野良猫対策の会」の報告は
終了とさせていただきます。
参加いただいた多くの皆様、また休日にもかかわらず協力していただいた
行政の皆様に対して心からお礼と感謝を申し上げます。


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今後も1ヶ月おきに会を開催し、「継続的な資金集め」
「周辺自治会への対策の広め方」などお話し合いが予定されています。
多くの方々のご意見の交換など有意義な話し合いの場にしていきたいと
思っております.