ねこニュースhome



地域ねこ計画の手引き、
新しくなった「ねこファクトシート」を平成16年2月より頒布しています。

A4判2リングファイル/簡易印刷&コピーシートのつづり込み

地域ねこ(地域猫)プランは地域の人々も地域行政も、
同じ目的の合意形成のもとで協力しながら、
ともに地域に働きかけ根付かせる「官民協働プログラム」です。
生物多様性と環境との関係をまもるヒントが、
地域ねこ協働プログラムにたくさん含まれています。

人と動物との適切な関係づくり…、地域ねこ(地域猫)プラン。

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このページには「古いニュースの過去ログ」も含まれています。

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|| 牛込地域ねこの会の場合は・・・||
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「地域ねこ計画」東京都の場合は・・・

2001.4.19.きまま日記より転載 ビッグニュース!! 東京都が「飼い主のいない猫との共生モデルプラン」実行の計画を都内の市区町村や、ボランティア、愛護団体と協力して進めていました。その第一歩として、行政が管轄する地域単位の中で一番小さくて、一番身近な町内会を「飼い主のいない猫との共生モデルプラン(通称/俗称・地域ねこ計画)実行地区」としました。

●猫を排除するのではなく、地域の問題としてとらえ、
1.猫といえども命あるものだという考え方で、
       ^^^^^^^
2.その地域にお住まいの皆さんの合意のもとに、
    ^^^^^^^^^^^^^^^^^
3.ボランティアを中心に猫を適正に管理しながら共生していこう、、、、、

、、、などなどのテーマのもとで、地域を指定し、活動組織やボランティアを決め、期日を指定した対策が始まりました。この対策は、初回の指定モデル地区に限らず、将来的にも確立した「飼い主のいない猫」対策として指定地域を拡大し続きます。この計画を実り有るものとして将来に結び付けるためには、さまざまな困難も既に起っていますが、全ての困難はねこを思う人たちの知恵を出し合えば解決できます。ねこには命あるものですが、その命は人の知恵を集めながら守られています。ねこを快く思われない方々も、小さな命を殺したくはありません。ねこに小さな思いを寄せる方々は、ときにはねこを完璧に擁護し、ときには愛護及び保護管理し、ときには福祉を考え救済もします。あるいはまた、愛玩動物として接する場合にでも、ねこに接する人たちの知恵を集めて、ねこのために適切な飼い方を行うことと、ねこのそばで暮らす全ての人たちの、垣根をはらったすてきな触れ合いが、いのちにやさしいまちづくりを進めます。

ご注意!!
東京都がすすめている
「飼い主のいない猫との共生モデルプラン」は、都内全域で一挙に実行されるものではありません。もちろん将来的には広域での実行も夢ではありませんが、現段階では通称/地域ねこの周知を徐々にすすめる意味も含め、町内のボランティアさんが実行の主体になって対策にあたっている多くの事例の中のうち、一ケ所で1つの町内に限り、実験的なモデル地区としています。またこの町内が実験モデル地区になるには、町内を管轄する「区」が東京都の対策に賛同し、「区と協働する通称・地域ねこモデル地区」とされていることが実験的対策モデル地域の条件に含まれています。(2001.4.26.up)


  地域ねこファクトシートへすすむ(地域ねこってな〜に?ほか)




東京都が「飼い主のいない猫との共生モデルプラン」の実行計画を、都内の市区町村やボランティア、愛護団体と協力して進めていました。その実行計画の第一歩として、行政が管轄する地域単位の中で一番小さくて、一番身近な町内会を「モデルプラン実行地区(地域ねこ計画地区)」として認定し、平成13年4月に「実験的なひとつの町内」をモデル地区に定めて開始しました。実験地区の町内を管轄する「区」が「飼い主のいない猫との共生モデルプラン」に賛同し施策としていることも条件となっています。

●猫を排除するのではなく、地域の問題としてとらえ、
1.猫といえども命あるものだという考え方で、
2.その地域にお住まいの皆さんの合意のもとに、
3.ボランティアを中心に猫を適正に管理しながら共生していこう、、、、、

 以上は都の衛生局が広報し、また長い間に渡り多くのボランティアさんが努力していた活動テーマです。東京都と都内の市区町村が協力し合い、小さな範囲の地域を指定し、活動組織やボランティアを決め、期日を指定した対策が実験的に始まりました。この対策は、当初の指定モデル地区に限らず、将来的にはどこでも行なえる飼い主のいない猫対策として、指定地域を広げながら続く計画です。ねこのそばで毎日生活するボランティアさんが、積極的に地域ねこ計画に参加できることを願って、小さな地域を指定しています。この計画を実り有るものとして将来に結び付けるためには、さまざまな困難も考えられますが、あらゆる困難はねこを思う人たちの努力と知恵を出し合えば解決できます。
 ねこには命あるものですが、その命は人の知恵を集めながら守られています。ねこを快く思われない方々も、小さな命を殺したくはありません。ねこに小さな思いを寄せる方々は、ときにはねこを無条件で擁護し、または適切に愛護及び保護管理し、あるいは優しく福祉を考え救済介護もしています。
 見方を変えて、ねこをペットや愛玩動物とした場合にでも、ねこに接する人たちの知恵を集め、ねこのために適切な飼い方を行うことと、ねこのそばで暮らす全ての人たちの、垣根をはらったすてきな触れ合いが、いのちにやさしいまちづくりをひとつづつ、こつこつと進めています。

 地域ねこ計画実行の背景には、既に外で暮らしているねこの適正飼養対策に限らず、飼い主のいないねこをこれ以上町内に増やさないことを目的に、町内の飼い主さんに対する適正な飼い方の普及啓発も随時盛り込まれる計画です。その中でも、ペットは単なる愛玩動物ではなく、一生涯の伴侶として飼い続けることを守るため、万が一生まれても、飼い主が全てのねこを飼い続けられない恐れのあるときの繁殖コントロールや、未去勢未避妊ねこの外出飼いに係わる飼い主責務の普及対策も含まれ、町内のボランティアさんが主体になった活動が展開されます。地域ねこ計画は小さな町内の中で、人と人とのすてきな触れ合いのなかから、一歩、また一歩と進められています。


●地域ねこ計画(通称)を行政が施策とするまでの経緯は・・・(東京都の場合)

●地域のボランティアさんが、ねこを快く思われない住民の方々とも相互に理解し協力し合っている。
●既にボランティアさんの努力で地域ねこ計画が実行されている。
●ボランティアさんの行う地域ねこ計画が、地域や町内に知れ渡っている。

●上記の活動の実態が「区」や「市」又は都に適切に報告されている。
 (地域ねこ計画のボランティアさんが率先して随時報告をします。)

●大切な条件として・・・・・
 地域や町内を管轄する区や市が都と共同し、地域ねこ計画を施策としなくてはいけません。
 (地域ねこ計画を区や市が都と共同して施策にするための働きかけを、対策実行中のボランティアさんが居住している区や市に対して個別に直接行います。)

【重要】都の対策と区や市の野良猫対策が異なる場合は、都は地域ねこ計画を実行できません。

●都と区や市が共同して行う地域ねこ計画に、地域住民の賛同が得られる。
 (都と区や市が共同した対策であることが決定した後に、都や区から地域住民に対して賛否が求められます。)

●以上の過程を地域ねこ計画ボランティアさんが、都や区または市に対しても積極的に働きかけ、最終的に都や区または市から地域住民に賛同の可否が図られた後、地域住民の賛同が得られた際に、行政が参画する地域ねこ計画が始まります。
 (積極的な地域ねこ計画ボランティアさんが既に実行しているにも係わらず、「区」や「市」から「都」に対する共同施策としての表明がなされていない地域が都内にはたくさんありますので、今後の対策モデルプラン地域拡大に期待されています。)

●都と区や市が対策エリアを指定した際に、既にボランティアが率先して実行している「地域ねこ計画」に於いて、都や区または市が対策地域の中で果たす新たな役割は・・・・・

東京都と、賛同する区や市が行う主な施策は・・・
■ねこの適切な飼い方を含む、動物愛護の普及啓発の強化
■ねこの遺棄、殺傷、衰弱虐待の抑止及び対策
■地域住民に対する「飼い主のいない猫(通称地域ねこ)対策実行」の周知及び円滑な推進
■保護した対策該当ねこの通院(繁殖コントロール)に積極的に協力
 (※ねこの保護や捕獲は従来通り地域ボランティアが実行)
■通院する対策該当ねこへ繁殖コントロール(不妊去勢手術)の実行
などやそのほか



ねこファクトシート
「地域ねこ」ってな〜に?
(※内容の一部をリニュアルしました。
(※この頁は、バックナンバーの内容です。)

●「地域ねこ」とは「地域」と「ねこ」がひとつになったものです。
 地域ねことは、人間が生活するところで人とねこが上手に共生できている地域のことをいいます。また、多くの人の努力で地域ねこが出来ている場所には人と共に上手に生きるねこがいます。このねこたちのことも「地域ねこ」といっています。

●なぜ「地域ねこ」なのでしょうか?
 地域ねこは、人が暮らすところにねこも生きているので起こってしまう、人と人とのトラブルをなくすことが大きな目的です。

●どうすれば「地域ねこ」になれるの?
  ねこが「地域ねこ」になるには、その環境で暮らす多くのボランティアさんたちの努力と対策が大切です。人が生活しながらねこも一緒に生きている地域には、人とねこがすてきに共生するためのルールがあります。
 このルールはペット条例や動物愛護法などです。条例や法律は、ねこから人への侵害を防ぐことと、人がねこの命を守ることが基本の精神になって作られています。
 また、このルールは生まれながら外で暮らすことになった野良ねこに限らず、飼い主のいる全てのねこにもあてはまります。
 ねこが地域ねこになるには、ねこが生きている環境で生活する人たちが、このルールを地域のねこたちにもあてはめてあげることが必要です。
 地域のねこたちにルールをあてはめるときには、ねこを飼う全ての飼い主さんが、ご自宅の中でもルールにそった飼い方をすることが、地域ねこ対策以上に大切です。

●「地域ねこ」になるためのルールって?
 ねこのために人が行うことができるルールは、およそ5つの柱からできています。ねこの命を守ることと、ねこから人への侵害を防ぐ動物愛護法の精神にそったものです。

動物愛護法やペット条例が飼い主の努めとして定めた主なルールは・・・
【終生飼養】ペットは単なる愛玩動物ではなく、ねこの飼い主は伴りょとして一生涯飼い続けること。
【適正飼養】飼い主はねこの習性・生理・本能を理解し、感染症の知識をもって適正に飼養すること。
【繁殖制限】飼い主はねこが生まれても、全ての子ねこを適正に飼養することができないときには不妊、去勢手術などの繁殖コントロールをすること。
【 譲 渡 】飼い主は「やむを得ずねこを譲るよりほかに方法がないとき」には「適正に終生飼養のできる新しい飼い主」を探すこともできること。(※注1 前もって譲渡を目的とする犬及びねこの繁殖は動物愛護法の精神から除かれています。)
【殺傷・衰弱虐待・遺棄】ねこを傷つけ殺すことや、飼い主が餌や水を与えず弱らせるなどの衰弱虐待のほか、ねこを捨てることなどは罰金や懲役刑もある犯罪です。

命あり人に保護管理される愛護動物の「虐待」という定義には、飼い主の飼養責務(※注1)も問われています。
■ 愛護動物を捨てる犯罪には、罰金30万円。           ■
■ 愛護動物を殺傷する犯罪は、懲役1年か罰金100万円。     ■
■ 愛護動物を衰弱させるなどの虐待犯罪は、罰金30万円。(※注1) ■
■ 動物取扱業の責務違反はペット条例でも規則や罰則を随時施行中。 ■

(※注1 改正愛護法では飼い主責務のルールの他に、動物取扱業にも厳しいルールや罰則を決めています。ルールを実行する為に各都道府県ペット条例では、届出義務やその他の規則や罰則も設定していますが、犬及びねこ関しては適正な終生飼養や繁殖制限に加えて、譲渡を「ヤムを得ない場合の飼い主責務」とする法の精神に準じています。犬及びねこは「緊急避難的な、ヤムを得ない場合に限り、適正な終生飼養者を探すこともできる」こととなり、前もって譲渡を目的にする犬やねこの生産を、「実験動物生産者」として旧法のまま法令に書かれているなどの矛盾もあります。)



捨てるな・増やすな・殺すな・逃がすな・苦しめるな !! 生まれたら一生涯お世話をしてね !!




ねこファクトシート
内容の一部をリニュアルしました。※この頁は、バックナンバーの内容です。

●「地域ねこ」は人と人とのすてきなふれあいから生まれる、いのちにやさしいまちづくりです。
  地域ねこは、ねこのそばにいる人と人とのふれあいから始まります。人たちが猫のためにしてあげられる事柄は、大きく5つに分けられます。

  (1)対話
  (2)繁殖制限
  (3)地域行政の後押し
  (4)遺棄・衰弱虐待・殺傷禁止
  (5)飼い主責務の普及啓発

 ねこたちには自分ではできないことばかりです。猫のそばにいるどなたかが少しがんばって手を差し伸べた地域では、人たちとねこたちが一緒に暮らせるまちづくりが進んでいます。

(1)対話
ご近所のお仲間さんたちで協力し合ってますか?
町内会や管理組合などとのお話し合いはできていますか?
ねこを快く思われない方々とのお話し合いはできますか?
ねこに餌をあげた後のお片付けはきちんとできていますか?
うんちが散らかって臭いと苦情はありませんか?

(2)繁殖制限手術
ねこの不妊や去勢手術は進んでいますか?
未去勢や不妊手術前の外出自由な飼いねこがいませんか?
獣医さんとの協力づくりは進んでいますか?
ねこの手術や介護費用の捻出はできますか?

(3)地域行政の後押し
地域行政のお役所や保健所などへ「地域ねこ計画中」の報告は済んでいますか?またお役所や保健所などからの後押しはありますか?

(4)遺棄・衰弱虐待・殺傷禁止
捨てねこ違反者や衰弱虐待、殺傷犯罪の対策は地元警察ともできていますか?
アニマルレスキューを実行する消防や、命ある動物と人との共生を教える教育委員会ともお話し合いを進めます。
 

(5)飼い主責務の普及啓発
ペットの飼い主さんへの情報伝達不足などから、外で暮らすことになってしまうねこたちを増やしてしまうことは多いものです。外のねこを快く思われない方への感情を和らげるためにも、みだりな繁殖や外出自由飼いには、充分な心配りと飼い主としての責任感が欠かせません。

 ねこが殺されたり、傷つけられるのを見るのは誰でも嫌います。ねこと暮らせるまちづくりに賛同する人たちは決して少なくありません。ご近所のみなさまへ手づくりチラシなどを読んでいただくと、もっと理解が広まり地域ねこ対策のチームワークも大きくなります。地域ねこのPRや普及啓発にはチラシのポスティングや回覧板への添付、町内の掲示板も利用されます。





 (地域ねこ計画をすすめるための詳しい内容は、繊細で煩雑なお打ち合わせになります。ねこだすけでは直接のご面談などにてご相談やお手伝いを承っています。)


ねこファクトシートへのお問い合せは…
T&F: 03-3350-6440

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